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前例主義という思考停止 

今年で25周年を迎えた「わかさ生活」の社長 角谷が、従業員に話してくれる「豊かな心」になる話を毎週紹介しています!

あなたは「この世からなくなってしまえばいいのに」と思うものはありますか?

「これさえなければ楽しいのに」「あれさえなくなればうまくいくのに」と思うことです。

わたしは、明確に一つだけあります。

それは「前例主義」です。

多くの人が本能で「前例主義」を選んでしまうそうですが、わたしは実はこの「前例主義」であることが、一番人生で損をすることだと思っています。

例えば、兄弟のいる家族では、怒られている兄、姉を見て「こうすれば怒られるから、やめておこう」などと下の兄弟は学び、要領がよくなる人が多いですよね。

しかし、大人になって社会に出ると、それができなくなってしまいます。

不思議なもので、先輩や同僚がミスをして怒られているのを見ても、時間がたつとなぜか同じミスをして怒られる人が出てきます。

「前例主義」で最も損をすることは、チャレンジができなくなることです。

なので、わたしはスタッフによく「やってみて失敗しても怒らないけど、何もしないのはよくないよ」と伝えています。

やった内容が間違えていたとしても、そこに自分の考えがあればいいのです。

失敗から学んで、次はこうしよう!と新たなチャレンジをすることが大事です。

自分で何も考えず、言われたことや決められたことをそのままやる。

それは、思考停止と一緒です。

実際に同じような事例はわたしの会社でもよくあります。

お客さまに案内する内容をもっと伝わりやすく改善しようと話をしている時に「このデザインいいよね」とあるデザインを参考としてスタッフに見せました。

すると、そのスタッフは見せたデザインそっくりに配置したものを持ってきました。

そこにスタッフの考えはなかったのです。

ただマネただけのものではお客さまには何も届きません。

例えば、カツ丼屋さんの美味しいカツ丼の写真を見て、そのお店の味を完全再現できないのと一緒です。

材料は何か入っているのか、お肉やお米の産地はどこなのか、調理方法はどうするのか、など色々考えないといけないですよね。

時代は常に進化しています。

今までこうだったから、こう言われたから、だけでは何も生まれません。

誰も今までより幸せになれることもないと思います。

「こうしてみませんか?」という一言で、あなたの悩みも解決されるかもしれません。

それができれば、あなたのこれからの人生は多くの豊かさを得ることができるでしょう。


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