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女子2人!自転車レトロ旅!三丁町編【福井県小浜市を発掘】

前回のあらすじ

日常の“レトロかわいい”を探すべく電車に揺られ小浜市までやってきた20代女子2人。
レンタサイクルにて駅前の商店街をぶらり。歴史を感じる食料品店やお魚屋さん。そして橋からの絶景を拝み、日々の疲れが癒されつつあった……

レトロなカフェ“珈琲屋ミサキ”

時刻は12時!
せっかくなのでレトロかわいいご飯を食べたいなぁと2人で探していたのですが、オススメで伺ったお店はあいにくのお休み…!

どうしようかと道端で2人立ち止まり作戦会議をしていると…。

???「何かお探しですか?」

なんと…!
通りすがりのお姉さんが声をかけてくれました…!!

大川「ランチできるお店を探しているんですか近くでおすすめのお店ありますか??」

お姉さん「でしたら是非私のお店に来てください!いろんなランチメニューがありますよ!」

ということで、思いがけずおすすめのお店を教えていただくことに成功!
歩いて5分くらいのところなので早速向かうと……?

お姉さんに連れられやってきたのは“珈琲屋ミサキ”

お腹ぺこぺこだよ〜!

店頭に並ぶたくさんの食品サンプルや、内装など隅から隅までレトロでかわいい〜!!

昭和プリン気になる…

ナポリタンやホットサンド、ビーフカレーなど喫茶店の鉄板メニューが揃っています。
その中から私はオムライスをチョイス!

メロンソーダとオムライス!レトロかわいいの極み!

いただきまーす!

卵はとってもふわふわでチーズのような濃厚さも感じます。ライスはなんとピラフ風!エビや野菜が入っていてスペシャル感満載です!
ぺこぺこのお腹だと3杯食べられちゃうくらい、とっても美味い〜!!


さて、せっかくなので店内を見回すと…
気になるもの発見!!

ほうほう…

雪室コーヒー…?
暖かいところで取れる珈琲豆と、冷たい雪、どんな関係があるんでしょうか?

話を伺うと、この珈琲が作られる上根来《かみねごり》は、標高300mの高地にあるため、雪が多い年には2mを越える積雪があるんだそう。
そこで雪氷熱エネルギーを利用して食材を保存・熟成させる伝統的な雪室を活用!珈琲豆や野菜、お米などの食材を保存しているらしいです!

すると食材は、みずみずしく長持ちするだけでなく、酒や酢、コーヒー豆などは刺激成分が減りまろやかになるんだとか。

マスターが丁寧に淹れてくれました。

時間をかけてじっくりと

せっかくなのでアイスとホット、2人で飲み比べ!

電球のような形!かわいい

わー!ほんとだ、飲みやすい!
とくにホットは苦味をとても感じにくくわかりやすいです。

そして、豆っぽさは残したまま味に角がなくなるのでコーヒーが苦手な人でも飲めるかもしれませんね!

さて、お腹も満たされたところで次なる目的地を決めましょう!

ここをこういって〜…ここもおすすめだよ!

マスターに相談してみると、地元の地図を見せて説明してくれました。
2人で相談した結果、せっかく小浜にやってきたので海を通って昔ながらの町・三丁町へ向かうことに!

優しいお姉さん、マスター、ありがとうー!

珈琲屋ミサキ(カフェメルカード)
福井県小浜市大手町7-1
https://coffeeya-misaki.jp/

小浜の街サイクリングでたくさんの奇跡!


さあお店を出て海の方へ向かいます!

初夏の小浜の海はどうかな〜?と外へ出ると、なんだか天気が怪しい…!?

不安に思いながら自転車を漕いでいると、
くずまんじゅうで有名な“伊勢屋”を発見!
美味しそうだなぁと眺めていると、何やら声が…!?!?

???「お〜〜い!!」

いろんなところにいらっしゃる多忙な局長!

な、なんと、WAKASA発掘調査隊の隊員、小林嶺南振興局長ではありませんか!!!運命的すぎるー!

話を伺うと、小林局長もサイクリングイベントの関係でお店を訪れていたんだとか。
せっかくなので自転車を止めて中でくずまんじゅうを買うことにしました!

水の音が涼しげでいいね〜!

涼しい店内に入ると、レジに並ぶ行列と涼しげなくずまんじゅう売り場!おいしそう〜!

そしてふと今までいた外を見てみるとなんと大雨に!
局長のおかげで美味しいくずまんじゅうを食べることができ、雨宿りまでできてしまいました…。

むしむしする日にみずみずしいくずまんじゅう!
甘さもしつこくなく、ぷるぷるの餅が最高でした!
みなさんもサイクリングの休憩に立ち寄ってみてはいかがですか?

おうちで盛り付けてみたよ。

御菓子処伊勢屋
福井県小浜市一番町1-6
https://obama-iseya.com/

さて、雨も止んだところで再出発!
5分ほど自転車を漕ぎ海に着くと……。

わー!晴れてきた!?局長のおかげかも…!

風が穏やか〜!

山々に囲まれる小浜湾。
車通りの穏やかな海沿いを自転車で漕ぐ時間は、
なんだか海を独り占めしているような気持ちにもなりますね^_^

心と体が安らぐ〜!

ごくごく!

ちなみに近くには湧水があるので水分補給もバッチリです!

三丁町で謎の石像を発見!


さて、自転車を漕いで三丁町にやってきました!
せっかくなのでまだ見ぬ何かを探してみようー!ということで、細道をふらり。

すると早速発見が!

謎の石像!?

なにこれかわいい!お地蔵さんでしょうか?
私の地元鯖江市も、地蔵まつりをしたりと小さい頃からお地蔵さんは身近にありましたが、初めてみるカラフルさ…。
これはなんだろう!?
ということで、聞き込み調査も兼ねて人探し!

するとすこし休憩できそうなカフェを発見しました!

かき氷食べたい!

「こんにちはー!」

「はーい!」

こちらは“三丁町カフェぼんくら”さん!
優しそうなお母さんに案内されお店へ入ると…

心落ち着く…

わー!ここでもレトロかわいいを発見!
奥はイートインスペースで、昔ながらの古民家風カフェ!緑にも癒されます…!

爽やか〜!

ここまで自転車を漕いでとっても暑くなったので、私はかき氷をチョイス!

最高の飯テロ!

果肉たっぷりマンゴーソースの甘酸っぱさと、練乳のミルク感がとっても合う!
氷は昔ながらのガリガリする食感でした!美味しい〜!

さて、体も涼んだところで聴き込み調査をしてみましょう!

まずは気になったこの建物のこと!
お店のお父さんとお母さんがお話ししてくださいました!

優しそうなおふたり!

私「このお店はいつから営業されてるんですか?」

お母さん「前身のお店も含めると40年くらいかなぁ。その時はカフェバーだったんだけど、10年前からここ建物に移転したんだよ。」

私「へー!」

お父さん「そして、実はここは僕が生まれた家なんだよね。」

びっくり!
話を伺うと、この建物は明治28年以前のもので、お父さんのお母さんが住んでいたんだとか。
そして、まさに今イートインのスペースになっているところで生まれたらしい…!

お父さんの生い立ちまで聞けるなんて!歴史だけでなく、とってもストーリーのあるカフェです。

ふむふむ。

ちなみに石像についても聞いてみました!

お父さん「あれは紛れもなくお地蔵さんだよ。」

のぞいてるうう

なにやら、あの石像は化粧地蔵と言うんだそうです。
地蔵盆になるとほこらから地蔵を取り出し、地域の子どもたちが潮で洗います。
その後、絵具で塗られて地蔵堂に祀られるらしい…!

お父さんの話によると、この化粧地蔵の歴史には北前船も関係があるんだとか…!?(諸説あり)

お父さん「ここの近くにあと3つくらいあるよ」

ええー!
是非とも探し出しましょう!お宝探しみたいでワクワクします。

早速小浜駅に戻る道中でお地蔵さんを探してみたら…。

ちらっ!
ここにも!

行きでは見落としていた沢山の祠を発見!
こんなに日常の中に溢れているなんてロマンがありますね!
見つけるたびに撮った写真はとっておきのお土産になりそうです!

三丁目カフェぼんくら
福井県小浜市香取3 
https://www.instagram.com/bonkura_santyomachi

旅の終わり


さて、あたりは夕方。
楽しかった1日もあっという間です。

今回の旅では、目まぐるしい日常から一歩離れた癒しの時間を過ごすことができました。

昔から続く小浜ならではの人と時間の流れ。

そして、歴史深い街だからこそ溢れる“レトロかわいい”!

新しいものに目を向けるのも楽しいですが、昔からあるものの魅力に改めて気づいてみるという楽しみ方は、オシャレなものだけでなく街を歩くだけでいろんな好奇心を駆り立てられました!

お友達とゆったりすごすのもアリ!
一人で自分探しに出かけるのもアリ!

街の皆さんはとても笑顔で話しかけてくださり、知らない街にお友達ができたように楽しかったですよ^_^

帰り道の小浜線からの絶景

とっても幸せな1日をすごすことができました!
また来よーっと!

本記事の内容は福井県の公式な見解ではなく、 わかさはっくつパートナーたちによるひとつの思いであり願いです。
読者の皆様には、本記事を通して嶺南というまちを自由に感じ取っていただければ幸いです。

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