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復活!自分で自分にインタビュー

わか:『母にはなれないかもしれない 産まない女のシスターフッド』、紙の単行本でも電子書籍でも読めるようになりました。そういうわけで、今日はよろしくお願いいたします。

りお:……あの……。
わか:はい?
りお:今日は、「わか」こと若林理央さんのプライベートに関するインタビューです。インタビュアーは私です。取材企画書、読んだでしょ。
わか:自分で自分に取材企画書送って何が楽しいんですか?だいたいこの「自分で自分にインタビュー」は黒歴史として終わったはずです。
りお:そうですね。それではその黒歴史となった記事……はないですね。

著作権買い取ったので安心してね☆

わか:いや~著作権譲渡って大変ですね。けっこう払いました。
りお:……あの、私は記事を載せてほしかったのですが。
わか:ああ。あれ。消しました。
りお:はあ!?
わか:クマの記事でしたね。なんだか異様にバズりましてね……生物学者への質問みたいなのまで読んだ人からきたので、削除したんです。で、クマの同人誌を作ろうとして、「これも生物学者に見られたら!?」と思って中断しました。

りお:……さて、今日はワープア絶好調の若林理央さんのプライベートを探ります。
わか:この話題の切り替え、インタビュアーとしてどうなんですか。
りお:(無視)最初の質問を……といきたいところなんですが、質問がありません。あまりに若林さんは人気がないのですね。テレビ番組も出て講演もして、インタビューも受けて今度は……。
わか:非公開情報回避!だいたい質問募集してないし。人気あるし。そんな話はやめて電子書籍化の話をしましょう。

りお:(無視)まずはなぜワープアになったのか聞きますね。
わか:急にデリケートなとこ突いてくるなこの人。
りお:『ライターでめし食って9年。』という文芸同人誌まで出してたのに、なぜ?
わか:あー、えっとですね、あれからいろいろあって。まずメインにしていた媒体がなくなりました。企業のオウンドメディアも更新停止して、定期的に仕事をいただいていた媒体も方針変更で前ほどは記事が書けなくなりました。やさしい友人たちの紹介のおかげで新しい媒体も見つかったのですが、まあそれだけで食べていけるわけはなくて。
りお:急に深刻な話ぶっこんでこないでください!
わか:いや……だってそうとしか言えないし。あ、でも大阪の仕事は増えましたよ。嬉しいことに。まあそれだけじゃ食えんけどな(遠い目)
りお:あの……ギャラが上がったりとかもあったのでは?
わか:ないですね。某ベテランライターさんもギャラ上がらんって記事で明かしてたのでこのままでしょう。

りお:あ、そうだ、
今日のテーマは「若林理央☆特に誰も知りたくないプライベート」だった。
わか:そのテーマ、モチベーション下がるわあ。
りお:まあまあ。なんだかダンプカーにひかれかけたとか実際にひかれたとか聞きましたが。
わか:まあ、精神的にまいってたんです。
りお:ほお。商業出版で書籍も出して反響もあって、マスメディアにも出て電子書籍化もして……幸せなのに何ゆえ?
わか:りおさん、私が幸せに見えますか?
りお:は?
わか:ひとつひとつは楽しかったし充実してたし、幸せです。でも人って、見えないところで苦しんでて、最近はプライベートでつらいことがあってね、毎朝、心がダンプカーにひかれるような気持ちで起きてて。
りお:ああ、身体的にじゃなくて精神的にダンプカーにひかれたわけですか。(なんか深刻になってきたな……)
わか:うっうっ。

りお:わかさん、梨でも食べてください。いちばん好きな果物らしいですね。
わか:今はいいです……梨はナシ。
りお:ちょっと!今のは放送事故!梨農家に謝ってください。
わか:……これ、取材では?

りお:まあともかく、辛いことがあってようやく起き上がれたら、わかさんは何をするんですか?
わか:仕事っすね。ワープアなんで。
りお:仕事以外で!!!
わか:ああ、グロい漫画とか後味悪い漫画読んで気持ちを落ち着かせます。ここでタイトル言うと迷惑かかっちゃいそうなんで言わないですけど。
あとは相手に浮気されて狂気に陥った女のポップソングとか聞いたり。
りお:全然ポップじゃないですけど。
わか:はあ!?わからない人ですね。これ読んで少しは私を理解しようと努めてください。紙の単行本でも電子書籍でもいいんで。


りお:(またPRかよ……)ポップソングと関係のない本ですよね。
わか:そうです。まずこのインタビューは本の宣伝ではないですから。
りお:わかってたんかい。
わか:とは言ってもね、あなたは何もわかってない。やはり初回のクマの話をもう一度すれば良かった!
りお:あれ、前回……数年前ですね。取材っていうか書くのに3時間かかったでしょ。

クマはリアルでなければならないというわかの信念

りお:もういい加減にしてください!!こんなインタビュイー初めてです!
わか:まあ、自分で自分に質問するって狂ったことやってますしねえ。でもね、私はりおさんが好きですよ。
りお:えっ。

わか:私は私が好き。私は私を見放さない。強く生きましょう。私たちには大切なものもあるでしょう。
りお:(なんか最後だけきれいにまとめようとしてるな、こいつ)
わか:私は作家になります。
りお:私も作家になります。
わか:負けられない戦いですね。
りお:……あの、恒例の打ち切り漫画のセリフで終わらないでくださいね?

りお:では最後に。
わか:ライターも作家もワープアの多い世界です。勇気をもって前進しましょう!
りお:はいはい、電子書籍載せておきますね。

わか:うう、単行本でも読んでくださる方がいて感謝しています。プラス電子書籍になったら……読む人増えるじゃないですか。
りお:わかさんはね、作家になりたいと言うより書きたいんですよ。書いてだれかに何かを感じ取ってほしいんでしょう。
わか:はい……。
りお:これからもそれを忘れず共に生きましょう。
それでは「若林理央☆特に誰も知りたくないプライベート」ご覧いただきありがとうございました!!

若林理央の旅は続く。







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