「低学歴教育ママ」という地獄存在
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「低学歴教育ママ」という地獄存在

身も蓋もない事実からお話しよう。

ヤバい教育ママは、低学歴が多い。

名門幼稚園入試に血眼になり、子供の中学受験に熱狂し、SAPIXや日能研に廃課金し、インスタに子供の模試結果を高々とアップする。

そんな「教育」に高い関心を示す教育ママは、さぞかし自分の学歴も素晴らしいのだろうと思ってしまうかもしれない。しかし実際ところ、彼女たちの学歴は実のところ必ずしも高くないのだ。本日はそんな「低学歴教育ママ」の悲しくも恐ろしい実態についてお話していこう。


子供の学歴を決定付ける要因とは何か

教育学の分野では有名な話だが、子供の学歴を決定づける要因は第一に親の所得であり、第二に親の学歴である。特に父親の学歴より、子供と接する母親の学歴の影響が大きい。

親の所得が子供の学力に影響を与えるのは直感的にもわかりやすい話に思える。今や進学塾に行かせれば月に10万円近くかかることは珍しくないし、夏期講習を受けさせれば夏休み期間だけで20万-30万の費用が飛ぶ。子供の教育費の高騰は留まるところを知らない。

たとえば名門進学塾SAPIXは、小学6年生の1年間で年間130万円ほどの授業料が掛かると言われている。塾代だけで年間100万円超。こんな額を払えるのは所得の高い家庭に限られるだろう。

しかし「母親の学歴」というのは直感的にピンと来ない。難関校進学においては勉強を教えるのは基本的に塾や予備校の仕事だし、教育ママの典型的イメージは「中流家庭」「核家族」「専業主婦」だ。母親の学歴が高かろうが低かろうがそれほど大きな違いはないように思える。

しかし実のところ、「母親の学歴」が与える影響は大きい。

高学歴であることが必ずしも「プラス」となるわけではないが、低学歴であることの「マイナス」が大きすぎる。そんな感覚を筆者は抱いている。


教育ママの学歴コンプレックス

教育ママになるためには結婚し出産する必要がある。当たり前の話に思えるかもしれないが、実はこれは重要な前段だ。

というのは基本的に、女性は高学歴になればなるほど未婚率が上昇する

【参考】
・バリキャリ女子は何故モテないのか

しかも高学歴者であっても学歴上昇婚志向を手放さないから、ほぼ全ての階層において夫婦関係は「夫の方が学歴が高い」状況が現出する

【参考】
・お茶女生の彼氏はほとんどが東大生

ニッセイ基礎研究所の天野馨南子氏によれば、妻が学歴上位の夫婦の割合は2000年代以降でも25%程度に留まっているという。

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(引用:夫婦調査に見る「学歴上位妻の台頭」

80年代の20%に比べ微増傾向にあるが、女性の進学機会がこれほどまでに高まっている現状を思うと上昇婚志向はほとんど払拭されていない…いやそれどころか強化されてすらいると筆者としては感じる。80年代は男女の大学進学率に2-3倍程度の開きがあった。それがほとんど均等になった現代においても「学歴上位妻婚」はほとんど増えていないのだ。

さて前段が長くなったがつまり、

多くの母親は学歴コンプレックスを抱いている

ということだ。

「子供の教育」に血道を上げるのが多くの場合父親ではなく母親である理由がこれだ。学歴的上昇婚を成し遂げた母親たちにとって、子供の出来が悪いことは「母親の責任」のように感じられてしまうのだ。

ただでさえ育児を担当するのは母親であることが多く(これは男女の就業時間の差により当然の帰結だ)、さらに学歴的にも母親が劣位であることが多い。すると子供の出来が悪いと

・母親の遺伝子が悪い
・母親の育て方が悪い

という風に夫・義実家から思われてしまうという恐怖を感じている。

もちろん実際に口や態度に出して母親を糾弾する夫・義実家というのはそれほど多くないのだが、多くの母親は何より自分自身の心ーーつまり子供の出来が悪いのは自分のせいだという内心の声ーーを恐れている。コンプレックスとは得てしてそういうものだ。

かくして「教育ママ」が出来上がる。子供のため?いやなにより母親自身の心を守るために。子供には優秀さが求められるのだ…。


学習経験がない母親が教育ママになると…

「子供の出来が悪いのは自分のせいだ」という内心の声を恐れるあまり「教育ママ」は生まれる。しかし母親側に学習経験がほとんどなかったら…?

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