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わかおの日記250

ずいぶん日記を書いていなかったが、これは決して怠惰によるものではなく、ここ何日かあまりにも色々な予定が交錯して、自分にはどうしようもない領域にまで達してしまったからなのだ。複雑な事情で、何があったのかを明確に書くこともできない。自分の取り柄といえば正直なことくらいしかないんだが。

久しぶりにカレー屋で働いた。ドイさんという最年長のベテラン。御歳51歳とはとても思えぬ若々しいルックスなので、「カレーの妖精」と陰で呼んでいるのだが、今日初めてまともに仕事以外のことで話をした。主に天気の話と自分の家族の話で、30以上も年が違うと、普通話題の共通項などそんなくらいのことしかなくなってしまうのだろうと思う。ドイさんも愛想が悪い訳ではなくて、ただ若者と何を話していいのか分からなかっただけなのかもしれない。

徳島の阿波踊りに出演するつもりなのだが、あまりにも他人任せにしすぎたせいで、宿も決まらず飛行機も取れず、そして例の事情のせいで日程も確定せず、とても難航した。結局身銭を切る形でなんとか宿と足を確保したのだが、徳島から帰ったときに自分の貯金残高がどうなってるのだろうか。想像するだけで恐ろしい。

なにもハッキリとしたことは言えない。分かる人だけ分かってくれればいいと思って以下は駄文を連ねる。

もしかしたら、なりたいものになれる人などいないのかもしれなくて、自分がなれるものの中で、最大限に輝いた人が脚光を浴びているだけなのかもしれない。羽生結弦も本当は、氷の上で沢山回ったり、おばさん達にチヤホヤされたかったわけじゃないのかもしれない。大谷翔平だって、たまたま野球がうまかっただけで、本当にやりたかったことは、なろう系小説の執筆かもしれない。自分も規模は小さいけれど、そういう狭間にいる。むしろ、本当にその才能があるのか分からないぶん、こちらの方が厄介かもしれない。本当に気が滅入る。

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