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わかおの日記303

フロム朝カレー屋。仕込みの時間に余裕があったのでドイさんと話す。

「村上春樹は30歳で初めて小説を書いて、それでデビューしたから、自分はあと9年あるなって言い訳してるんすよね」
「ぼくはもうそこから20年経ったで」
「ドイさんもまだまだっすよ、伊能忠敬は50歳から地図作りだしたんで」

ドイさんに伊能忠敬がハマったらしく、「伊能忠敬はどういう気持ちでリアス式海岸とか歩いてたんやろな」とか「伊能忠敬って、地図作りながら歩いてる時、周りの人たちにどう思われてたんやろな」とか、「松尾芭蕉も、俳句詠みながらって、相当変人やな」とか、いろいろ話した。

「松尾芭蕉って、幕府のスパイだったらしいっすよ」
「ホンマ!?」

なんか楽しかった。

それなりにカレー屋は忙しく、半ギレで仕事をこなしてそのあと彼女とネカフェでグダグダして、スパ吉でパスタ食べて帰った。スパ吉に初めて行ったが、バイトがわかりやすく店長にビビっていて、こっちまで胃がキリキリしたが、パスタはうまかった。

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