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わかおの日記7

アルバイトが午後からだったので、何か日記のネタになることをしなくてはならないと思い、ヒップホップ界のレジェンド、エミネムの半自伝的映画である「エイトマイル」を見た。デトロイトのスラム街でうだつの上がらない暮らしをしている白人の青年が、仲間とともにラップで成り上がろうとする物語である。ぼくは見た目に似合わずヒップホップが好きなので、この映画はとても面白いと思った。やはり英語のラップはとてもかっこいい。日本語には越えられない、言語自体の音楽性の壁を感じた。あと、ヒロインを演じていたブリタニ―・マーフィがとても素敵だったので調べてみたら、2009年に亡くなっていた。佳人薄命である。

ヒップホップは元来ギャングスタ(いかつくて、こわい人たち。大体タトゥーが入っていて、マリファナをタバコ感覚で吸う)の音楽だ。BAD HOPやMC漢、孫GONGなど、日本のラッパーにも、いかつい人たちが多い。ぼくはいままでそのような人たちとは無縁の人生を送ってきたし、これからも無縁でありたいと思っている。しかし彼らの音楽に勇気をもらうことも多々あった。

ぼくはこの曲を聴きながら共通テストの会場に向かった。本当のギャングスタは東京外語大学までわざわざ共通テストを受けに行かないと思うが、ぼくはあたかもギャングスタになったかのような気分で会場まで向かった。きちんとした芯のある音楽は、ぼくのような門外漢にも刺さるものなのだ。

バイト終わりにたまたまタイミングが重なって、生徒と一緒に帰る羽目になってしまった。よくしゃべる小学6年生の男子である。しかしぼくは、彼をなかなか見どころのある少年だと思っている。楽しそうに勉強をする中学受験生を、ぼくは彼のほかにまだ見たことがないからだ。決して偏差値の高い子ではないが、将来的に成長するのは彼のような生徒であると思う。彼が勉強を嫌いにならないのを願うばかりだ。

追伸 「東方project」って知ってる?、と教え子に訊かれたので、思わず知らないふりをしてしまいました。ごめんなさい。


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