わかおの日記274

朝からカレー屋。書いて思ったが、朝からバイトしてる日記が多すぎると思う。なぜかバイトがあった日に日記を書きたくなるのだ。多分ちょっと疲れてる日のほうが筆が走るんだと思う。その理屈でいくとバイトの日以外は寝てるだけだから、春休みは最悪だ。

平日にしては客の勢いがよく、みんな馬鹿の一つ覚えみたいにコーヒーを頼むので、溺れそうになったが持ち前のインテリジェンスで乗り越え、パプリカの切り物をした上にサラダ用のレタスまで用意して退勤した。

彼女がロフトでコスメを漁っている間、カレー用の皿とゴムベラを買った。カレー用の皿をようやく用意できて嬉しかった。今まで家の皿にカレーを盛っていたから、どこかカレーが垢抜けなかった。馬子にも衣装、なんでも器が大事。

彼女は続けてコスメを漁るというから、自分は夕飯の時間だし帰ろうとしたが、自分を見送る彼女のシルエットがあまりに愛おしくて一緒に帰った。

昨日適当に登録したスカウト型の就活サイトからスカウトが来ていて、それなりに評判のいいコンサルだったし自分の書いたプロフィールをしっかり読んでくれている感じがしたので好感を持ち「コンサルね〜」となったのだが、やっぱりどこか腑に落ちず、彼女以外にはそのことを言えずにいた。

風呂から出てほろ酔いで自分が出した曲のYouTubeを見ていた。多分自分の知り合いではないアカウントのコメントがついていて、「この曲いいマインド入る」というものだった。やっぱり自分はこっちのほうが嬉しいと思った。

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