見出し画像

それは1本の電話から始まった

先日の夕方めったにかかってこない番号からの着信があった。
北海道に住む両親の様子を見てくれる介護センターの担当者Iさんからだった。
母は認知症、父はパーキンソン症候群と軽い認知症があり要介護2と認定されている。
Iさんはとても気配りができ、かといって押しつけがましくないタイプの方で、両親もとても気に入っているのだ。
父が認知症の疑いがあることをこっそり私に教えてくれたのもIさんであった。
お父様がパーキンソンのお薬と一緒に認知症のお薬も飲まれていらっしゃいます。
そしてその量が最近増えました。
ご本人はパーキンソンのお薬だと思っていらっしゃるようなので、余計なことはお伝えしませんでしたが、お嬢様にはこのことをお伝えしておこうと思いまして。
8月に介護ベッドの導入をIさんに相談した時に、父との会話のやりとりがちょっとおかしかった時があった。
数日前は導入に同意していたにもかかわらず、後日父に確認したら、もう少し考えさせてほしいと言い出したのだ。
そのことをIさんに話したら、実は、、と教えてくれたのだ。

認知症になると、新しい事に頭がついていかなくなることが多いのです、きっとお父様もそうなのだと思います。
私からもお話しておきますし、毎週お伺いしている介護スタッフからも説明させますね、そうしたら多分安心されると思いますよ。
職業柄かもともとの性格なのか、Iさんは相手に安心感を与える話し方が上手である。
最終的に父は納得し、介護ベッドが届く日はむしろ嬉々とした様子で、今か今かと待ち構えていたくらいだった。

そんなIさんからの着信である、何かあったのだろうか?
高齢者にかかわる事のお知らせで、良いニュースはほぼないであろう。

実は先日お母さまが倒れられたんです。
もともと食が細いところに、体調不良で食欲が落ち食事をとっていなかったらしい。
冷や汗をかいて倒れ、気が動転した父がIさんに連絡をしたらしい。
N病院(近所のかかりつけ)で点滴をしてもらったら回復したという。
父もこのところ食欲が落ち、夏の間に10キロほど体重が落ちた。
腰やひざの負担を考えると、理想的な体重ではあるが、二人ともあまり食事をとらなくなってしまったのだ。

詳細を聞けば緊急性はないようで安心したが、どちらかが入院した場合、双方とも一人で生活するのは困難なレベルである。
そこに加えて私の謎の体調不良が加わった。
8月くらいから背中の痛みが時々起きるようになった。
最近はお酒を飲んだ翌日、動けないくらいのだるさがでるようになった。
血液検査の結果は、今のところ緊急性のある病気ではないと思うとのこと。
更に症状がひどければもっと細かい検査をしましょう、とりあえずお酒を控えてみてくださいという事だった。
ところがあきらかに何かの異変はある、年齢もあるかもしれないが、不摂生を正す時期なのであろう。

年末から来春にかけて、特に自身の健康面と母親に関しての事で気を付けなければならない星の動きというのもある。
もし何かあれば急遽北海道に飛ばなければならない、そしてその為にもすぐ動けるように体調を整える必要もある。

これらの理由で、今回の開運ツアーはキャンセルとさせていただきました。
ご予定に入れていた方、主催のマタタビ商会カレン先生にも大変申し訳ないのですが、もろもろ落ち着いたらまた、開運ツアーを再開いたしますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?