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忘却の向こう側

一生、忘れないであろうことがある。

感動的な景色、人生を変えた一冊、
伝えなかった想い、後悔している言葉。

生きている限り、記憶には容量があって、今朝食べた朝ごはんですらもう覚えていない。
人の噂も75日?か何日で忘れてしまうもの。

そんな中でも覚えていること、何かつっかえていること、そこにヒントが隠れてる。今自分に足りないものや、どうにかするのは記憶の片隅で座り込んでいることだったりする。

忘れたいと思っても忘れられないこと。忘れたくないのに、忘れてしまうこと。

そんな相反することだらけなのが日常で、悲しくも愛おしいのが日常。

全て切り取り残すことはできないけれど、一部でも記録することで何度でも反復できる。
自分の足跡を見ることができる。
忘れても思い出すことができる。

だから人は、書いたり撮ったりするのだろう。
忘れてもいいよ、大丈夫だよって言い聞かせるために。

きっと忘却の向こう側に何かがあると思って。今日もまた、ペンをスマホを握り、記憶を書きつける。

#エッセイ #暮らし #書く #大学生 #記憶 #毎日日記

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