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『癒し』とは本質を知るための手段

『癒すって何?』と聞かれたら
あなたはどう答えますか?

ゆったりとした気分になること?
穏やかな気分になること?

私は、癒やしについて深掘りするまでは
『癒し=リラックスすること』だと思っていました。

でもそれは大きな間違いだったようです。


「癒し」の語源


漢字から「癒し」の意味を紐解いてみます。

癒す(いやす)は
医す(いやす)とも書き表すことができます。

医という字は
痍(きず)にお酒をつけて消毒し、治していたことから、旧字体では醫と表されていました。

また
むかしは医者のような行為は巫女が行なっていたことから、酉の部分を巫と書いて表すこともあるようです。

癒は
病気がすっかり治ることを意味する
疒(やまいだれ)と

心が晴れることを意味する
愈(ゆ)で成り立っています。

横文字の場合
癒しのことをヒーリングと称しますが
その語源はゲルマン語から派生しています。

オックスフォード英語辞典においては

健康、病気、繁栄の回復や治療
安全性、全体性、救い、魂の回復、修理

などを意味すると記載されています。

癒し(ヒーリング)は手段


『癒される〜』という感情が働く時
それは肉体ではなく心に作用しています。

漢字や語源の意味も合わせて考えると
「癒し」というのは
心の傷を治癒する手段とも考えられます。

実際に、癒しを連想できるものを挙げていくと
〇〇セラピーと名のつくものが多いことに気づきました。

・サウンドセラピー
・アロマテラピー
・動物セラピー
・植物セラピー
・ハンドセラピー
・カラーセラピー
・お絵かきセラピー
・絵本セラピー

などなど

ハーブ(植物)の香りや色、生き物など
自然由来のヒーリングがとても多いです。

続いて、これらの手段を使って
セラピーを受ける人は何を得たいのか?
何を求めているのか?を考えてみると

肉体の不調を緩和するというよりも
心の傷を治癒する、回復させることを
主な目的としているように感じます。

何かに対して「癒やされるー…」と心が強く感じたり、癒しを求める時というのは

心に傷を負っている状態ではないでしょうか?

私自身は『心と体のお掃除』という手段を使うことで、心に負った傷を通じて自分を内観し、自己の再構築を繰り返すことで今に至っています。

心と体のお掃除は私にとってのヒーリングであり、セラピーでもあります。

その成果は、1年前、5年前よりも心豊かで
楽しい毎日を過ごす“今”に現れています。

私が思う『癒し』とは

心に傷を負っている時も、そうでない時も

自分を内観し、自己の再構築をすることによって、自分の本質を知ることができます。

自分の本質を知ると、他者の本質を知ることができるようになります。

そして他者を知ると、世界の本質を知ることができるようになります。

そうして意識を拡大させながら
自分と他者と世界の本質を知ることで
人生の質を上げることができます。

まとめ

癒しとは、心の傷を通じて自己の再構築をし、
自分、他者、世界の本質に気づくために必要なプロセスであり、人生の質をあげることに繋がります。

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