怒らない技術

タイで学んだとっても大切なこと。

怒らない。
特に人前では
絶対に。

タイに来たばかりの日本人を含む外国人が、
ついやってしまうこの行為、
タイでは命取りになるかもしれません。

自分の怒りを管理することは、
どこの国でも必要な技術なので、
今日は私がタイで学んだことを
ご紹介したいと思います。

1.人間関係を潤滑にする術

怒らないこと、
自分のイライラや怒りをコントロールは、
社会で生活していく上で、
とっても大切なスキルで、
タイでは仏教の影響も強く、
日本人以上にそう考える人が多いと感じています。

日本人の上司はいつもプリプリしていて苦手という
固定概念を持っている人もいるぐらいです。
確かに日本人でも怒りっぽい人っていますよね。

私もオーストラリアからタイに移り住んだときは、
自己主張はしてなんぼ、
感情表現は出来るだけした方がいいという
思い込みがありました。

でも、そんな態度では誰もついは来てくれませんでした。

始めのころは、
私の下で働きたいといってくれるスタッフはいませんでした。

どんなに心を震わせるような嫌なことがあっても、
怒りを見せず、
穏やかに振る舞うことで、
自身の面子を保つことができます。

また、怒られる側の面子も保つこともできるので、
結局お互い得をするのです。
Win Winです。

怒らないことで、
相手と自分の面子を保つ術を得てからは、
途中でやめていくスタッフは
あっという間にいなくなりました。

2.自分が変えられないことに執着しない。

日本でもそうですが、
政府や会社が納得できない、
時には理不尽な政策を打ち出すことがよくあります。

でも、すぐに感情的に反応せず、
「ちょっと様子を見てみよう。」
「流れに身を任せてみよう。」
と、とりあえず受け止めてみたり、

政策を打ち出した側が、
「自分の間違いに気づくのを待とう」
という態度をとる人が結構多いのです。

冷静というか、
あきらめてるというか、
手放してるというか。

だからこそ、
何年も軍事政権下でやっていけるのかもしれません。

3.下手したら...

怒りを人前で表現する人が少ないからって、
怒る人は怒ります。

意外と知られていませんが、
タイは銃が日本よりも身近です。

人間関係のもつれによる発砲、銃殺事件はよくあります。

ニュースをみるたび、
あー怒りが抑えきれなかったんだなと思います。

怒りは自分でコントロールするか、
思いっきり発散するかのどちらかのようで、
中間はないようです。

銃殺事件と言えば、
以前住んでた家は、
家族内殺人があった
事故物件だったようです。
後で夫から打ち明けられ、
当時はびっくりしましたが、
実際の事件の記事を見たので、
本当です。
タイでは事故物件を登録する義務はないので、
意外とよくある話だそうです。

日本で育つとつい忘れてしまいがちですが、
アンガーマネジメントは、
他人の怒りから、
自分の命を守るためにも
大切なサバイバルスキルです。

まとめ

このように、
タイでは人前で怒りを見せて
得することはあまりありません。
むしろ損することの方が多いのです。

人前で怒りを爆発させて、
大変なことになる前に、
早めに怒りの種を見つけて、
自分の怒りの原因解明と解決に集中する。

これはあくまでも
怒らなくする「技術」であり、
怒りの感情を無視しているわけではありません。

今までなんとなくやっていたので、
しっかり認識はしていませんでしたが、
この怒らない技術は、
タイだけでなく、
日本や他の文化の中でも生かせるので、
実はとても価値あるスキルであり、
資産だと思っています。

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