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「相談」上手になりたい

たかれんさんのnoteを読んで、「ああ、相談上手になりたい」と思った。

たかれんさんは「これが上手な相談方法です」と書いているわけではない。でも参考になる点が多々あったので、自分のあり方を見直したい。

「すり替えず、押しとどめず」ありたい

私は相談するのが苦手だ。苦手というか、そもそも相談するという発想があまり芽生えない。

仕事上の話はもちろん報告・連絡・相談を心がけているのだけれど、とても個人的なことや言いにくいことは、あまり相談に乗せない。だいたい自分でなんとかする。

なんとかするといっても、1人でぐるぐる考えているうちにばからしくなって、大したことじゃないなと気づいて、自然治癒することがほとんどだ。

だから前に進むというよりも、「そんなことに悩まなくなる工夫」みたいなものにすりかえてしまっている気がする。

でも、これではだめだと感じ始めた。すりかえてばかりいると、同じ悩みが形を変えてまたやってくるから。関わる人や組織が変わるだけで、本質的には同じ問いがまた立ちはだかる。

その場しのぎのために問題をすり替えてしまうのは、きっとおそれがあるからだ。

人とぶつかるのがこわい。人に嫌われるのがこわい。正直なことを言うと、疎まれたり「エイリアン」扱いされるのではないかとこわい。

このおそれは「人への執着」からくるのではないかと思う。

人は人、自分は自分と頭では思っているけれど、心のどこかで「でもやっぱり嫌われたくはない」という声が聞こえるのだ。

だから相談相手を選ぶのにかなり検討するし、いざ相談するときは相手の反応を見ながら話を少しずつ変えてしまう。この時点でもう、最初に「相談したい」と思ったポイントからずれ始めている。結果、「ああ、正直に相談できなかった」となるのだ。

問題をすり替えるのではなく、だからといってなかったことにして押しとどめるのでもない、正直な相談をすること。

たかれんさんの言う「必要な時に必要なぶん、適切に助けを求められる力」をつけたい。

相談「される」ときの心がけ

自分が相談されるときに心掛けていることを思い出したら、相談する側になるときにも役立つだろうか。

・相手の表情やしぐさをよく観察する

言葉と態度が違う人が時々いる。「相談したいんだけど」と言いながらそわそわ落ち着かないそぶりだったり、言葉はさらさらと出てくるのに、表情はずっと変わらなかったり。

ただ聞いてほしいだけなのかもしれない。
相談とは言うものの、今の考えから変わる気はあまりなさそう。

相手の状態、求めることを言葉以外からも探したうえで、相手に確認する。

「私に相談してどうしたいですか?」

観察して予想したことと違う場合もあるけれど、その時はむしろ聞いてよかったと思う。

思い込みで相手の求めないことをしてしまってはしょうがない。


・言葉を遮らない

相手の言葉の途中で「じゃあさ、こうしてみたら」と言い出す人がいる。あれはしたくない。

相手が話したいところまで話し終わるまで待つ。沈黙もおそれない。相手が相手の中で言葉になるのを待っている沈黙もある。

相手の話を遮る人は、相手を尊重していないか信頼していないか、いずれにせよ自分しか見ていないのだと思う。

こう言っておきながら私もつい「あ、なるほど…」と話をとってしまいそうになることがある。そんなときは「今何を中心に考えてる?」と自らに問いかけたい。

相談の仕方を相談しよう

わたしは相談「する」側としての試行錯誤が必要だな、と改めて思う。

相談されるのは、簡単なことじゃないとは思うけれど苦手ではない。

でも相談するのは苦手だ。

まずは、「相談の仕方についての相談」をしてみたい。

やたらと複雑にするのもよくないかもしれないけれど、相談しながら「実はいま、うまく相談できてるか自信がないんです」「相談するのが苦手なんです」と言ってみてもいいかもしれない。

今年の秋頃からコーチングを学びたいという気持ちもある。

人の話を聞くこと、人に話をすること。今悩んでいることもきっと役立つだろう。













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