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運命の万年筆!


編集者になったのも、もしかしら、単に「字」が好きだったからかもしれない。そう思うことがあります、笑。とにかく“手で文字を書く”ことが大好きで、小学生の頃は書道にハマりました。単純に文字を綺麗に書けることが喜びで(⌒-⌒; )  いちばん楽しい習い事でした。その頃は、友達と交換日記を書いたり、小説もどきを書いたり・・・。たぶんその頃に、きっと文房具フェチ力が開花(⌒-⌒; )   

どんな鉛筆なら書き心地がいいのか、どんなシャープペンならペンだこができないのか、どんなペンなら綺麗な文字が書きやすいのか・・・研究していた気がします。

そんな私が最終的に行き着いたのが、「万年筆」。

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編集部で働いていた頃の先輩で、超絶字の綺麗な方がいらして^^   で、手元を見たら、万年筆を愛用されていたんですね。で、そこから根掘り葉掘り聞いてみると、『万年筆博士』というお店でオーダーメイドで造られたことが判明! 自分のペンの持つ位置、握り方、筆圧、重心の位置など、自分好みにつくることができると聞き、絶対につくる!!と心に決めたのは言うまでもありません(⌒-⌒; )   

とはいえ、お値段もお値段ですし、まだまだペーペー(死語?) の分際でそんな高価なものを手にできるわけもなく、ずっとホームページを眺めたりしてかなり長期間、妄想していました、笑。

で、やっとお金を貯めて、いざオーダーへ! とはいえ、お店は鳥取にあるので、基本的にはメールオーダーになるのかなと思いつつ、ちょうどイベントが東京であったので(今はイベントなど中止されているようですが、当時は神楽坂だったかな、、、銀座だったかな、、、で行われていました)、イベントに行って実物を拝見し、色々と試し書きをさせていただいたりして、、、さらに迷うという(⌒-⌒; )   結局、決めきれずに、自宅に帰ってから、またよく考えて、結果的にはメールオーダーを。確か1年くらい待った気がします。もう本当にソワソワして、子どものように指折り数えて待っていました^^  


届いたときのワクワク感といったら♡


私は軽い、持っているかどうかわからないようなペンが苦手で、どちらかというと筆圧が強いので、低重心でどっしりとしたペンが好み。そこをよくよくお願いしていたのですが、持った瞬間のどっしり感♡ ちゃんと万年筆を持っている感覚が思い通りで、とってもとっても嬉しくて! 

最初は極細のペン先のものを、数年後には細字のペン先のものも、結局、2本つくっていただき、今も変わらず、大切に使い続けています。この万年筆が手元に来てから、ずっと年賀状の宛名書きも手書き^^  手が疲れないんですよね。スルスルと書けるし、手が止まらないというか・・・。

アフターケアもしっかりあるけれど、リピート注文もできるようで、自分のオーダーしたカルテがまだ残っているとか、、、なんだか嬉しい(⌒-⌒; )  


最近、取材のメモなどもiPadだったりして、年賀状やお礼状など以外で万年筆の活躍の場がなかったのだけれど、最近、超愛用している『カクリエ』のノートを使い始めてから、また手書きのよさに目覚めたこと、そして何より! カクリエが万年筆と相性がいい! というか、裏抜けしないし、書きやすいので、取材メモはペンだったりしますが、自分の思考をまとめるときなどは、ゆったり、じっくりと、万年筆で書くようになりました^^

この万年筆に出合えて本当によかったなぁと。既製品の万年筆にも興味があるのですが、如何せん、最初に運命の万年筆に出合ってしまったので、既製品の万年筆の持ち心地や書き心地がフィットしなくて・・・浮気ができずにいます(いつもカウンターでの試し書きで終わってしまう)。まぁ、浮気の必要性もないのですが(^_^;) 私はこれからもずっと、この“運命の万年筆”2本にひたすら愛を注ごうと思います。


万年筆loverより

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