見出し画像

高校で投資の義務教育が始まる

こんにちは! 和花です。


最近、息子達の変化が面白いので
何かご参考になればとシェアします。


次男の高校では、
「ライフデザイン」という授業が始まりました。


先日の授業では、
1クラス6グループにわかれてそれぞれ
先生からA4の紙と、コンパス、定規、はさみを
渡されます。


そして、それらの道具を使って
最終的にA4の紙で作られる
円の形の紙(=お札):5万円
三角の形の紙(=お札):3万円
長方形の紙(=お札):1万円
と手元に残った道具の値段の合計

で最後、どのグループが決められた30分間で
一番多くお金をゲットできるか
というものです。


6グループのうち、
3グループは、コンパスや定規などの道具を多めに持ち、紙は1-2枚しかない「先進国」
残り3グループは、紙は5-6枚あるけど、
はさみや定規など道具をあまり持たない「発展途上国」


息子は、「先進国」グループでのスタート。
最初、発展途上国グループから
紙2枚と道具1つとの交換交渉があり、
円を描けるコンパスの価値が高いということで、
紙2枚では割が合わないと、紙4枚で交渉成立


コンパスは一番価値はあるけれど、
円を描き切り抜く手間を考えると
明らかに三角と四角の数を増やすことで勝てると判断し、コンパスを手放した、との戦略。
(紙1枚につき長方形3枚とれる)


1グループ6人いたので、
手持無沙汰な2人が各グループへ偵察に行き、
そこで更に紙2枚をゲット。


残りの人数で、
交渉組2人、紙を切るなどの作業組2人
にわかれお札作りに集中。


途中、先生から
三角のお札が3分後に3万円から1.5万円に
暴落するというアナウンスがあり、
急遽三角作りから、長方形作りにシフト。


諸々詳細は省きますが、
結果は、
先進国:①44万円 ②43万円 ➂28万円
発展途上国:④10万円 ➄9万円 ⑥8万円

になりました。


息子のチームは、44万円ゲットでした。
人員の役割分担有利な交渉作業効率
最低ラインのリスクとリターンを見据えた
戦略と戦術の変更


最初に交渉してきたチームは、
発展途上国中でも10万円でトップだった。
やはり戦術は欠かせないと。


もてる道具とスキルを使いこなす力
変動する市場を読みリスクを回避する力など、
なかなかに高度な金融授業だと
感心して、どんな先生が指導しているのか
聞いてみました。


すると、数学の先生だが、
アプリやプログラミングの開発販売も
している。
今度学校の産学連携で始まる
「コラゼミ」の参加を強く薦めてくれた先生だ
と答えが返ってきました。


2022年から高校の家庭科で
「投資」の授業が、義務教育で始まります


誰が、どんな教材で教えるなど課題はある
とされていますが、貯金大国で
「お金にお金を増やすように働いてもらう」
という投資感覚の薄い日本のマネーリテラシーが大きく変わるのではと思っています。


次男は、小6から私と共に
店舗ネット、フリマで仕入販売し、
せどりで鍛えた力を発揮し、
元来守り重視商人気質だったところも生かされ、
とても楽しい授業だったようです。


お金は色んな感情や人との関係の折り合いをつけながら
失敗による痛み成功したり与えたときの喜び等
「実際自分の手で使ってみる」体験の数が使う力に比例します。
(特にお金を「使う力」に関係するところです)


お金の5つの力

「稼ぐ力」「貯める力」「増やす力」「守る力」「使う力」


は、そのまま「生きる力」「人生を構築していく力」にも繋がります。


せどりを始める前、
もらったお小遣いをその時々自分が欲しい駄菓子で消費していた次男でした。


せどりを始めて
どうしても欲しいオモチャに出会い買いたいとなった時、
駄菓子での消費をムダに感じて一切辞めた
本当のモノの「価値」を知った瞬間だった
と当時を振り返って強烈に覚えているとも言っていました。


今年国民に給付された特別定額給付金の10万円も
本人に渡し、使い道は自由に任せました。
約半分は、部活で使う道具ユニフォーム代に当て
残りは、友達と遊びに行くのに使ったり、
書籍他欲しいものなど消費、浪費、投資と使い分けているようです。


このことをクラブ内でいうと大抵は驚かれると。
お金の知識、活用する力は、
親子で養っていくもの
だと痛感します。


世界でもお金持ちが多いと言われるユダヤ人は、
幼少期から家庭で最高の金融教育をしているから
というのも頷けます。


来月から始まる
「建築デザイン」のコラゼミ
大手建設会社と進む授業で
親の方が前のめり気味です(笑)
(インターシップ制の前段階になりそう)



これは志望動機を期限内に提出し、
抽選制でした。(結局全員受かったよう?)

情報・チャンスを自ら掴みに行く姿勢をもち、
行動するだけで、昔より格段に
選ばれる土俵にたつハードルは下がりました。
(攻めが苦手な次男をフォローカバーします)


就職氷河期世代の私にとっては
とってもラッキーな時代になった、
よい環境に恵まれていると感じます。


あとは、自分で
正解のない行先を決めたことに対して、
その答えを全力で正解にすること自体が、
新しい価値創造、
時代を牽引していくことに繋がります。


感性豊かな多感で体力がある若い時期に、
できるだけ沢山のチャレンジ失敗を経験して、
場数を踏むリアリストである。


その負荷が大きいほど、その重荷をおろした時
器、幅が広がり、懐が深く、柔軟に対応でき、
安定感が出る。


実務能力が高く、説得力覚悟をもって
同じように苦しんでいる人を
サポート、フォローしたり
何らかの貢献ができる。


全体にとって
プラスの判断がとれ、総和で豊かになるという
win-winで誰も傷つけない世界を確立できる。


そのことをキャッチできるアンテナ
感度、活用する意識をもつことで、
益々可能性が広がるように思います。


あなたのご参考になれば幸いです。


スキ、フォローいただけると嬉しいです^^


どうぞ素敵な一日をお過ごしください!

この記事が参加している募集

サポートしてくださると嬉しいです(^^)息子たちの学費にあてさせていただきます!