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【詩】にちようびはおやすみ

無・重力になれるピンク色の入浴剤
右側に鎮座する我が子
18分以内の保湿を命ずる
そのうちに来てね王子様
懐かしいフォントと灼けるようなキャッチフレーズ
夢・気分の時代が靴の底に閉じ込められてた
牛蒡を切ればお正月のにおいがするよね
好きだったピーコートは脱いだそばから盗まれて
夜明け前にドーナツ5つ
こたつの中の寝言でばれてしまう嘘
趣深い大和のリズムに漂う京都の旅物語
次から次へと投げられるお題目に水引をつけて
伝わらないゼスチュアするのは唇が腫れたから
君の咳ごと飲み込んだフローリングの傷

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