全国のスーパー銭湯を盛り上げる「強烈」第4回東洋館公演
全国のスーパー銭湯を盛り上げるお笑いユニットグループ「強烈」の第4回目となる浅草東洋館定期公演。
今回はオープニング、漫才、長尺コント4本、ショートコント読み合わせ企画、エンディング、歌という構成。
オープニングでは最近放送された「ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)」や岡安さんの離婚などに触れた。
漫才
各メンバーの紹介と強烈がもし温泉街を作ったら…という設定のコント漫才。
観客もコールで参加できるメンバー紹介の後、電車オタクである岡安さんの離婚を新幹線を絡めておもしろおかしくいじった。これで強烈メンバー6人中3人がバツあり、合計バツ数は4。
6人という大所帯を活かしたコント漫才では次々と飛び出すボケを和賀さんがテンポよく突っ込む。「熊掘りの木」、「きょまもん」、「ゲームセンター」あたりで特に爆笑。冒頭の有名温泉地をもじった言葉遊び系ネタもおもしろく、温泉/銭湯しばりでどんな漫才が見られるのか今後も期待。
コント
1本目のコントはムートン伊藤さん、岡安さん、佐々木さんで「タワマン」
2本目は和賀さん、島根さん、高倉さん、佐々木さんで「行列」
3本目は島根さん、岡安さん、ムートンさん、和賀さんで「街中華」
4本目は全員で「フリーマーケット」
(タイトルうろ覚え)
佐々木さんが住むタワマンに突如訪れたおかしな友人2人組の会話劇系コント「タワマン」
ムートンさんが唐突にジャ○ーさんネタをぶっこんで来て笑った。佐々木さんも顔を伏せてかなり笑っていたがアドリブだったのだろうか。
前回、前々回公演の「串カツ」コントでもやった、なぜか岡安さんだけハブられるくだりもおもしろい。
佐々木さんがTikTokで見た人気のお店に並ぶ「行列」
ネタ中に早口言葉を言う場面があり、三拍子の漫才中にも噛みがちな高倉さんが佐々木さんに「おまえは無理だって」「やめとけ」と言われていておもしろかった。
和賀さんが後ろに並ぶ島根さんと高倉さんに更に難しい早口言葉を言わせるくだりがあったがどうやらアドリブだったらしい。島根さんが「これ聞いてた…?」と戸惑いながら高倉さんに確認すると高倉さんも聞いていなかった様子。佐々木さんは「和賀の悪いところが出たぞ。」とおもしろがる。
長めの早口言葉を覚えられず聞き直すも全然言えなかった島根さんに爆笑。
スラスラと早口言葉を言う和賀さんの滑舌の良さには驚いた。
和賀さんがツッコミ役に徹する「街中華」はひたすらめちゃくちゃで不条理な世界観でおもしろかった。誰が作ったコントなのか知りたい。島根さんかな?
全員参加の「フリーマーケット」ではまたもや岡安さんが不憫な役割。冒頭の仕草だけで物語を暗示する姿が徐々におもしろくなっていき、笑いが止まらなかった。
企画(ショートコント読み合わせ)
企画では台本読み合わせスタイルでランダムにショートコントを披露。
今後ブラッシュアップして銭湯イベントやTikTok等で披露するらしい。
今回見た中では「金の斧銀の斧」、「マッサージPart.1&2」、最後にやった高倉さん作の謎かけのやつが特におもしろかった。謎かけが上手く、自然と感嘆の声が漏れた。
島根さん作の「遭難」も最後は未完成っぽかったが設定はおもしろいので更に作り込んだらかなり良くなりそう。
老眼ゆえに台本が読みにくそうな島根さんがおもしろかった。(何かのコントで“釣り針の返し”を“かえりばり”みたいに誤読して和賀さんに指摘されていた。)
和賀さん、岡安さん、佐々木さんの3人は初めて見る台本でも役に入り込み、演技力のすごさを感じた。
エンディング
エンディングでは今後の公演予定や新作グッズの紹介。今回はカレンダーを数量限定で販売したが、アクスタ受注生産の予定もあるらしい。
森乃彩以外の温泉での公演もいくつか予定しているらしく、今後の活躍に期待。
アンコールを挟んですぐに再登場し「片思いセツネーゼ」を披露。手越くん作の振り付けも板について来ていてとても楽しかった。
次回東洋館公演は3月6日水曜日。スペシャルゲストも来るらしく楽しみ。
な〜んちゃってマッチョマーン