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SNS相談員として働く

こんにちは!ご覧くださって、ありがとうございます。
*産業カウンセラーと日本語教師をしています。ワカです。

*産業カウンセラーとは:一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する心理職の資格です。精神的な悩みを抱える方のカウンセリングや、企業のメンタルヘルス対策の支援などを行っています。

SNS相談員として働く

カウンセラーとしての経験を積んで、いろいろな悩みに対応できるようになりたいと思って就職活動を始めていましたが、今回ご縁をいただきSNS相談員として働くことになりました。現在は日本語教師とSNS相談員の兼業です。

SNS相談員とは

SNS相談員とは、LINEなどを使いメッセージのやり取りでカウンセリングを行うカウンセラーのことです。対面で行うカウンセリングは敷居が高く、気軽に悩みを相談できるというイメージがないのが現状です。
かといって身近にいる友人や家族にいつでも相談できるかというと、タイミングとか頻度とか相手の反応とかを気にして遠慮してしまう人は多いのではないでしょうか。それで1人で悶々と悩みつづけてしまう、そんな時に気軽にアクセスしやすいのがSNS相談だと思います。
SNS相談は2017年に中・高校生を対象とした自殺予防・いじめ対策の相談事業としてスタートしましたが、今では47都道府県全ての自治体で、DV、メンタルヘルス、児童虐待、子育て、引きこもりなど、さまざまなSNS相談事業が実施されるようになりました。

相談員として働いてみて

私は現在、自治体のSNS相談事業の一相談員として週2日働いています。
最初は「死にたい」「辛い」「疲れた」こんなメッセージで溢れている現状に驚きました。
もちろん悩みがあって相談に来ているので、それもそうかと思いますが、普段の生活では押し黙っているであろう人たちの心の声が、時にはつぶやきのように、時には怒りのように、メッセージで送られてきます。どんな返信をすればいいのか、不安と怖さを感じました。
相手を傷つけてしまったらどうしよう、相手の気持ちが離れてしまうかもしれないと悩みながら、時に主任相談員に相談しながら、一つ一つの言葉を選んでメッセージを返信しています。
悩んで落ち込んで「どうすればいいですか」と訴える相談者さんに、私たちは「これです」と正答を伝えることはできません。
できることは一緒に悩むことなんだと思います。

重い相談を受けると、気持ちが引きづられないのか

「重い相談を受けると、終わった後も気持ちが引きづられないか」と心配する人もいますが、私の場合は相談が終わって「完了」ボタンを押すと、スッと心が自分のところに戻ってくるような感じで、今のところは問題なく区別できています。
でも、自身のメンタルが落ち込んでいると、心が持っていかれるかもしれないと思うことがあります。ですから、相談を受けるときはいつも以上に自分のメンタルヘルスケアに気をつけるようになりました。


オンラインでカウンセリングをしています。ご都合がいい時に予約して受けることができます。モヤモヤ、悶々と考えて落ち込んでしまうなど、お悩みがあればお気軽にご相談ください。
*相談状況によっては、医師や社労士など専門家を紹介することがあります。


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