飲食店がインフルエンサーに◯万円払って認知度アップを狙うのはアリかナシか。
前回の記事で、飲食店がSNSを本当に活用するには何をすべきか?
という話について書きましたが、今回はその続きです。
インフルエンサーに外注してお店のことを発信しましょう!っていう広告をよく見ます。
◯万円で委託して◯◯◯万人に届けましょう!みたいな。
飲食店にとって、そのやり方はアリかナシか?
結論から先に(僕の持論を)言うと、ナシです。
なぜなら…
インフルエンサーと呼ばれる方々は、僕も憧れるぐらい凄い人たちだと思っています。
それだけの影響力を持つのは一朝一夕では絶対に無理で、コツコツコツコツと魅力ある発信を続けてきた結果だと思うので。
TikTok売れという言葉があるように、影響力ある人が商品を紹介すると、企業は何もしていないのに商品が売れて行く。
SNSでスゴいことが起こる時代になったなーと思います。
でもね、飲食店が集客を狙って、インフルエンサーに発信してもらうのは違います。
飲食店が提供しているのは、単に食べ物や飲み物だけではないですよね。
単に食べ物や飲み物を提供するだけなら、他のお店もやっているし、他のお店もやはり味にはこだわっているから美味しいのです。
味が良いのは今は当然。
それだけを価値にしていると、競合店のほうが客の入りが良いから値段を安くして集客するとか、そんな方向に考えが行きがちです。
安さで集めたお客さんは、結局は安さを求めて来ているわけですから、他にも安い店ができたらそちらに流れます。
味だけではない飲食店の価値とは、
そのお店だからこそ体験できること。そのお店だからこそ感じられる気分。
素敵なロケーションで初めてのデートをしたとか、久しぶりに会う友達と飲みに行った店が思い出になったとか、このお店のスタッフさんがいつも良くしてくれるから楽しい!とか。
少し話が逸れましたが、インフルエンサーの発信で集まるのは、言うまでもなくそのインフルエンサーのファンです。
そのインフルエンサーが紹介する店であれば、別にどこの店でも良いのです。
一時的にそれで集客できたとしても、インフルエンサーがまた別の店を紹介したらそちらに行ってしまうお客さんしか来ません。
それでは意味がないですよね。
あなたのお店のファンになって、値段や味だけではない価値を感じてくれる「お馴染みさん」を作って、とことん大切にするのが本当の集客です。
長くなってしまいましたが、インフルエンサー頼りの一時的な集客に出費するぐらいなら、前回の記事で書いたようなSNS活用で顔の見える発信をして、スマホの向こうにいる生身の人と人間同士の交流をしてファンを増やしましょう。
決してインフルエンサーという方々を否定するわけではありません。
ただ、飲食店が起用するのは違うと思っているので、こうして記事にしました。
SNSで個を出して交流してみようという飲食店さん、応援しています!
これが参考になったら嬉しいです。
【追記】
お客さんが自主的にお店のことをSNSで発信してくれるのは願ったり叶ったりなので、店内の撮影、スタッフとの写真撮影など、どんどんやってもらいましょう!
長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。アリーヴェデルチ!
若山 倫 (ワカ) / 黄金体験ラボ
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遊びに来てくれたら、少しぐらいは役に立つ情報がある…?かもしれない。
SNSが好きすぎてサラリーマンやりながら個人でSNSのアドバイザーをしています。
こちらのマガジンで、やっていることを上げています。ぜひ見にきてくださいねー!
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