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我が身を守るのは我なり

私たち大人が、『いじめのない世界』の見本も手本も見せることができないのだから、子供達のいじめがなくなるわけがない。

それでも、そんな中をサバイブしていかなければならない息子には、強くしなやかな生き抜く力を身につけて欲しいと願っている。

このところ世間では、金銭がらみのいじめ問題が騒がれているが、どの記事を読んでも『学校は何をしているんだ!』と責めたてる親達の言葉が並べられていて、これでは教員のなり手がますます減ってしまうと読んでいて心配になった。

詳しい状況も知らずに記事の内容だけで、誰が悪いだの、誰の責任だのと意見を述べるのは控えたいが、記事のコメント欄の方は『親の責任ではないのか?』『学校任せにするな!』という文言で溢れかえっていたようだ。

それにしても、このところのニュースは書き手側と、読み手側の意識があまりにも違うことに違和感すら覚える。実際は子育てを学校や先生任せにしている保護者ばかりではないだろうし、親の責任について改めて重く受け止めた人もちゃんといるはず。
そうであって欲しい。。


ちなみに私自身は、小学生の頃から学校の先生には任せておけないと思っている。理由は、なくなった上履きが学校の焼却炉の中で見つかったのに、先生が取りあってくれなかったからだ。

見つかった上履きを握りしめて泣きながら帰ったあの日から、かれこれ40年ぐらい。こうした事例は今なら先生達も少しは真剣に対処してくれるだろうけど、やっぱり自分の身は自分で守れるようにならなきゃいけないと私は思う。

昨日は、息子と『3つのいけないこと』について「こんな時どおする?」と具体的な例をあげて対応策を確認し合った。

1、自分がされて嫌なことは、人にもしてはいけない。
・嫌でも「イヤだ」と言えない子もいるということも覚えておくこと。
2、自分が嫌なことをされた時、我慢してはいけない。
・やめるよう言えなければ先生や親に報告すること。
3、そうした行為を見聞きした時に知らん顔をしてはいけない。


どれも、大人だってできていないこと。

大人も子供も、こんな世界をサバイブしていく為に、強く、しなやかな生き抜く力を身につけていかなければならない。




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