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子育てはハーモニーを奏でるように。互いの音を合わせる練習をしよう!

昨日の朝は、久しぶりに「題名のない音楽会」に見入ってしまった。

内容は、プロのバイオリニストを目指している若者が、オーケストラや葉加瀬太郎氏と一緒に演奏して評価を受けるというもので、見ているこちらまで息を飲んでドキドキ。

自分の技術を向上させることだって難しいのに、大勢の人とリズムを合わせながら、葉加瀬氏を引き立てるように演奏するなんてかなりの難易度。でも、人と人との呼吸がピタッと合った時に奏でられる音は、私のような素人にも響いてくるものがある。音楽の力はすごいものだ。

葉加瀬氏が「自分の中にあるものしか音に出来ない、だから体験を重ねなさい」と若きバイオリニストに話しているのを聞きながら、先日の『心理占星術子育て研究会』で出ていた、人が成長するためには、思い通りにならない状況の中で、自分の思い通りになる環境を自らが作っていく体験が大事だという話を思い出して、一人一人が自分の中に体験を積み重ねたものを音にして、その一つ一つの音色を重ね合わせて曲を創り上げていく作業は、子育てにも、恋愛や結婚にも通じる話だと思った。




一人前の演奏家になるためには、リズムやテクニックを鍛錬し、センスを磨くような体験をしながら自分を成長させていくことと、人とセッションしながら、周囲の人と調和が取れるように練習を積むことが必要。

自分の手元やリズムを取ることにばかり集中していると、一人で暴走してしまったり、相手を置き去りにしてしまったり、時には互いのメロディーを打ち消し合ってしまうことだってある。

これは子育ても同じことで、自分一人で頑張り過ぎるのではなく、パートナーや子供達も一人の演奏者だと思って、互いのハーモニーを意識していくことが大事。うまく合わない時には対話を重ねる練習をして、親子以外の周囲の人々もメンバーだということを意識しながら、他者の声にも耳を傾け、色々な人の力も借りるようにしていけば調和が取れていくように思う。


しかし、若きバイオリニスト達も苦労していたように、一人で演奏するよりも、他者と共に演奏する方が格段に難しい。

家庭の事情も様々なので一概には言えないけれど、「うちの子は一人では何も出来ない」「子育てを一人でやらなければいけないから大変」と言っているお母さんの中には、そうしなければいけないと思い込んでいたり、実は自分の思い通りにしたいから人に頼むのが嫌だったり、色々と教えるのが面倒、プライドがあって頼れない、なんて理由から意外と自ら背負いこんでいる場合がある。

確かに人と共に生きるのは難しい。夫や子供には期待しないで、一人でやった方が楽だと思うことも多々あるだろうし、そんな時ばかりの人もいっぱいいるだろう。。

でも、自分の中にないものは音に出来ないように、自分には出来ないこともあるのだから、他者の知恵や力を借りていった方が調和が取れていくように思う。

親の一挙手一投足を見て、大人達が出す音に耳を澄ませている子ども達は、不協和音もしっかりと聴きわけているので、出来るだけ人と人のハーモニーを大切にしながら生きる姿を見せたいものです。それはきっと、子供が社会と関わる方法を学ぶ手本にもなるはずだから。


先日の親子の特性診断モニターを受けてくださった方からもこんな感想をいただきました。お母さんが自分一人で頑張るのではなく、子どもが奏でる音色に耳を傾けながら、見守り、信じて待つこと。そして家族全体を俯瞰して、周囲の人とのハーモニーを意識してみてくださいね!

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Sさん

鑑定に関しましては、語弊を怖れずに言うならば、とても本質的でシンプルな鑑定に感じました。家族それぞれの生き方の道筋、また性格が端的に示されており、とても分かりやすかったです。
子ども同士の性格が正反対のように感じて鑑定をお願いしていたのですが、鑑定結果は夫と私は社会を向き、子どもたちは個人を見ているという意外なものでした。
シンプルだけれどもこの大きな違いに思い当たることも多く、いまの世代の子を育てさせてもらっているんだな~と感謝の気持ちも湧きました。
このように家族全体を俯瞰してみる際は、よくある個人鑑定のように多面的な見方よりも、こうした端的なもの方が頭に残りやすく捉えやすかったです。

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Oさん

診断シートありがとうございました。
ものすんごい、私達が出ていました。
息子なんて特にそのまんまで。歳とは違って中身がおじいちゃんなんですよね。

感情面が強いのは目からウロコでした。言葉に出来ないのもそういう事なんだ!って理解が深まり、私自身が焦らないようにする、私自身が母として見守るという事を学びました。

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Mさん

他の人がなんと言おうと、迷ったときは自分の想いを大切に、という鈴木さんのお言葉は、いまわたしの行動の根っこを支えてくれています。たとえ怒られたとしても、自分の気持ちに正直に、いつもこの言葉を胸に生きるようになってから、少しずつ経験が増え、少しずつ自分を信じられるようになってきたことが、本当に嬉しいです。私にとっては宝物の様な言葉でした、大切にします。ありがとうございました。

娘に対しては、他の人がどう感じているのであれ、私から見えている娘が、星が教えてくれるとおりだったことが、自分の自信に繋がりました。あとは信じて待っていてあげればいいんだと、改めて背中を押してもらった気持ちです。今は、手→目をかける時期になってきているとも思っていたので、これまで以上に彼女をよく見ていようと思いました。

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