自分にとって1番嫌なことが起こるから「1番大事なもの」に気づけるのです。

「胸の奥深くに宝箱があるの。きみなら何をいれる？」以前、息子にそんな話をしたことがあった。

息子はその話をずっと考えていたのか、夜お風呂に入ると思い出したように胸から箱を取出すジェスチャーをしながら話しだした。

「宝箱の中に何をいれるか決めたよ。お母さんと、、、」 
『じゃあ鍵をかけてあげよう。カチャカチャ』

息子は忘れられない相棒と、新しい相棒の名前を教えてくれた。

友達は大切な宝物。

大きくなった時にまた取り出せるように、息子の胸の箱に鍵をかけて手渡した。

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さて、ただいま金星は逆行中。
といっても実際に惑星が逆回転するわけではないので、これは地球からそのように見えるだけの現象。それによって何が起こりどう感じるかは人それぞれですが、 この期間は惑星の動きとシンクロする『私たちの気持ち』も過去へ遡ったり、自身の奥深くへ内向したりすることがあります。

胸の奥深くにしまってあった『宝箱』の存在に気がついた人もいることでしょうね。

自ら箱を取り出して蓋を開き、中に入っていたものを懐かしんだり、失くしたと思っていたものを見つけて嬉しくなったりと『大切なものを取り戻した』という感覚の人には喜ばしい時期ですが。誰かからの言動に刺激されてモヤモヤしている人には苦々しいこの時期。

こうした痛みを伴う出来事が起こるのは、自分が自身を欺いているからかもしれません。痛いからこそ押し込んでいた『無理や我慢をしていること』、『見て見ぬ振りをしてきたこと』を箱から取り出して向き合わざるを得ないというわけです。

『自分が1番嫌なこと』が起こるからこそ、
『自分にとって1番大事なもの』に気づかされる。

自然の摂理とは、不自然なものには手厳しいものです。

金星が逆行しているのは11/16まで。
みなさんの宝箱にはなにが入っているでしょうね？

一番大事な人。
実は大切にしていたこと。
本当は心から愛しているもの。
初めて出会った頃の思い出。
忘れられない記憶。
子ども時代の宝物…

たとえどんなものでも自分の宝物は
自分が大切にしてあげましょう。