今週の宙予報「個性とは、世のため人のために役に立ってこそ生きてくる、特性。」

「あ〜、のんびりしたい。」

週明けから、そんな気分になっている。

一月中旬に膝の靭帯を傷めて以来、いつも身体のどこかに力が入っていたので、回復と共に身体の緊張が解けてきたのだと思う。

思い返せば、火星が山羊座入りした1/24頃に負傷したので、火星が山羊座に滞在していた一ヶ月半を、まるっと膝の治療に費やしてしまったことになる。

古典の解釈では、火星は山羊座に入るとエグザルテーション（高揚）するので、この1か月半は、結果を出したり、実利を得たり、これまでの集大成をぶつけるように励んだ人には、強力なエネルギーが注がれていただろうに。そんな時期に身動きが取れなかったのは悔やまれるが、痛む足を引きずりながらも、よく働き、よく遊び、我ながらよく頑張れたのは、そのおかげだったのかもしれない。

でも、

そうだとしても、

足枷をはめたような状態で、やること山盛り、余白なしのスケジュールに全集中し続れば、さすがにくたびれる。

身体を無理なく、無駄なく、規則正しく使うのは効率が良いかもしれないが、非効率な時間だって人間には必要だと思うのだよ。

なんて考えながらも、戦禍の中の人々を思うと、「のんびりしたい」など申し訳なく思ったりもするが、日本のおばちゃんがストレスを溜め込んでおかしくなったところで戦争は終結しない。

火星も3/6から水瓶座に入ったことだし、あちらの国の偉い人も、少し休憩して頭を冷やし、武力以外で状況を変えていく方法を考えて欲しいものだ。。

＊

地エレメントの山羊座で、自分に出来ること、出来ないこと、自分自身の現状を知ったなら、そこから、どうしていくかを考えて、創意工夫していくのが風エレメントの水瓶座。

ということで、火星が水瓶座入りした今週の提案は、

自分の力や、自分の持っているものを、もっとより良く使っていく方法を考えてみること。

それにはまず、周囲の状況を見回し、人の声に耳を澄まして、自分の力が役立てるチャンスがあれば、どんどん動いてみることがお勧め。

野村監督も「世のため、人のために生きる。それが人間や！」なんて言っていたけれど、人間は、自分が社会や他者の役に立っていると実感できてこそ、自分が価値あるものだと自覚出来る。自分が持っている技術や特性、リソースの真価がわかるのは、そんな時じゃないかな。

せっかく強い力があるのに他者を傷つけるために使ったり、自信がないからと持っている力を使わなかったり、それじゃあ、もったいない。

自分の個性は、より良く使っていきましょう。

『個性とは、世のため人のために役に立ってこそ生きてくる、個人の特性。』　野村克也