見出し画像

生まれてきただけでも特別なこと。 今日も生きていることは、当たり前じゃない。

もう6月も終わり。
この1ヶ月は、1日が過ぎるのは弾丸のように速いのに、ものすごく長かった気もする。

死にたいと泣く子。生きたくても叶わなかった子。仲間を失った子達。さまざまな子ども達のことで、言葉にならない思いがぐるぐると渦巻き、6月は考えごとばかりしていた。

「子ども達に生きる意味を教えてあげれば、勇気を与えることが出来るかもしれない!」そう思って、いっぱい本を読んで、たくさん考えてみたけれど、生きる意味というのは、あるんだかないんだか、なかなか納得出来る答えがみつからない。

意味なんてないんだから楽しく生きろ!という人もいるし、宇宙の摂理やら、宗教やら、小難しい解説をする人もいる。人のためになることをしてこそ意味がある、自分のために生きなきゃ意味がない、古今東西色々な解釈はあれど、今が苦しい人にとっては、どれもこれもなんの説得力もないような気がした。

ましてや子どもには、ぜんぜん響かないだろう。

私が実感を持って言えることは、子どもは欲しくても出来ないことがあるということと、寿命が尽きるのは人それぞれだということ。100歳まで生きる人もいるけど、10歳まで生きられない子だっている。

だから、生まれてきただけでも特別なこと。
今日も生きていることは、当たり前じゃない。


生きる意味を考えているうちに時間が過ぎてしまうのはもったいないから、もう考えるのはやめてようと思う。

もんもんと考えているよりも、七転八倒して、あれこれ試して、立ち止まっても、また歩きだす姿を見せることの方が勇気になるだろうから。

7月も頑張って生きよう。


この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

33,089件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?