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女の子らしく、男の子らしくよりも、「その子らしく」を大切に。

今回のオリンピックは色々な問題があって、あまり話題になりませんでしたが、実は女性参加率が48.8%で史上最多。近代オリンピック始まって以来、最もジェンダーバランスがとれたオリンピックだったそうですね。

女性選手の参加が禁じられた、1880年の第一回近代オリンピックから141年の時を経て、ようやく、ようやくの男女半分。でも、まだまだ男女平等への課題は盛りだくさん。日本などは、未だほとんどの人が平等とは思っていないのが実情です。

これからは、社会が、教育が、大人達が、子ども達に対して『男女平等の意識を育む基礎を作っていかなければいけない。』と言われているし、私も大いにそう思います。

そう、思っているんですが、先日、あれれ?となってしまったことがありまして…

友人達との会話の中に「男の子なのに」「女の子だから」という言葉が飛び交っていることに気づいて、あれ?

それから意識してみると、自分もしょっちゅう言ってることに気づいて、あれれ?

時代と共に「男はこうあるべき、女はこうあるべき」も変わってきて、最近では、学校でも男の子を「君」ではなく「さん」と呼ぶようになってきているというのに、未だ、親から子に対しては、「女の子だから」「男の子だから」と、一昔前とあまり変わらない価値観で接している。

これ、ダメじゃない⁈


なんて思ったことがありました。


子ども達にジェンダー平等教育をする前に、私達大人の方が価値観を変えていかないといけない。でも、ただ女の子だけが強くなって、自立心を持てばいいってものでもない。

男女平等時代の、女の子らしさ、男の子らしさっていうのも、考えてみるとなかなか難しいものです…


*

そんな漠然としたモヤモヤを、心理占星術子育て研究会の8月会でも話をさせていただきました。

話がまとまらず、みなさんを煙に巻いてしまいましたが、メンバーの方々から「男女の肉体差の話」や、nicoさんからの「個人の中に女性性と男性性の両方がある」という話を聞いているうちに、またまた見落としに気づいて、あれれ⁈

男の子らしさ、女の子らしさという、「型」ばかり考えていたために、大事な視点が抜け落ちていたようです。


大事なのは、社会が作る「男の子はこうあるべき」「女の子はこうあるべき」という型に合わせることではなく、個人それぞれが自分の中にある女性性と、男性性のバランスを整えていくこと。

ちょうど今回のオリンピックには、ジェンダー女性も初参加していましたが、誰もが本来の自分らしく生きていくということが大事なんですよね。

自分の子ども時代には、女の子なんだから、お姉ちゃんなんだから、という「型はめ」に散々腹を立てていたのに、またもや、すっかり忘れて子供達を型にはめようとしていたとは、、いやはや反省。

いつも色々な視点をくださるみなさま、
ありがとうございます。


心理占星術子育て研究会の、これまでのレポートはこちらです。教育、子育てのプロとは違った視点なので、視野が広がると思います。ご興味がある方はぜひ!↓↓


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