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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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#子供

わかってもらいたいなら、まずは、わかろうとすることが大事なんだよ。

昨日の朝、溜まっていた書類を片付けていたら、こんな作文が出てきた。 思わず笑ってしまったが、もしかしたら息子にとっては大問題かもしれない。 もしかしたら、いくら言っても私が気にしないから、こんなアピール方法をとったとも考えられる。 いつも偉そうなことを書いているくせに、私は我が子のことすらわかっていないし、わかる努力もしていなかったわけだ。 ごめんよ、息子。 * 人と人が分かり合うのは難しい。 どんなに言葉を尽くしても、どんな言い回しをしても、なかなか思っている

親は、子どもに共感しなけばいけないと、思い込まされているのではないだろうか?

「ママには、私の気持ちなんてわからないから、もう話さないって言われちゃった。娘の話に共感できないなんて、母親失格じゃないかと思って落ち込んでたんだ。でもさ、娘の言ってることって、ぜんぜん共感出来ないんだよね… 」 先日、友人がこんなことをボヤいていたが、話を聞いているうちに、子育て業界は『共感』を押し売りし過ぎな気がしてきた。 親だから子どものことをわかって当たり前とか、親が共感してあげなきゃ子どもの居場所がなくなるとか、私たちは、子育て業界の人達の言葉に踊らされて、『子

子どものために「何をしてあげたら良いか」を考える前に、子どもの心に寄りそうことは出来ているだろうか?

「ちょっと気になる子がいるの。小さな頃は、すごく活発な子だったんだけど、中学の時に突然学校に行けなくなっちゃってね。親も先生も原因がよくわからなかったみたい。。」 そんな話を友人から聞いた日の夜、今度の子育て研究会の予告記事が届いた。 記事冒頭の、「自分の親には、能力や個性を探されるよりも、 自分の抱えている思いに寄り添ってほしいと思ったかもしれない」というnicoさんの言葉を読みながら、突然学校に行けなくなってしまったというお子さんのことに思いを巡らせた。 学校をやめ

子供時代は「人から嫌われないように」って言われるのに、大人になったら「嫌われる勇気」を持ちなさいって言われるの。なんか変なの。

ほんとにおかしな話だ。 それなら、子供時代から「嫌われないように」育てるよりも、自分らしくあることを尊重すればいいのに。。 少し前に「嫌われる勇気」という本がすごく売れたが、相変わらず大人達は、自分らしくあるよりも、嫌われないことの方を重んじているような気がする。 もちろん、社会に出て人々と生きていくには調和的な方がいい。しかし、それと「人から嫌われないようにする」というのは別の話。 人と交流するのが苦手だと「友達から嫌われていないか?」と心配したり、自己主張が強いと

子育てはハーモニーを奏でるように。互いの音を合わせる練習をしよう!

昨日の朝は、久しぶりに「題名のない音楽会」に見入ってしまった。 内容は、プロのバイオリニストを目指している若者が、オーケストラや葉加瀬太郎氏と一緒に演奏して評価を受けるというもので、見ているこちらまで息を飲んでドキドキ。 自分の技術を向上させることだって難しいのに、大勢の人とリズムを合わせながら、葉加瀬氏を引き立てるように演奏するなんてかなりの難易度。でも、人と人との呼吸がピタッと合った時に奏でられる音は、私のような素人にも響いてくるものがある。音楽の力はすごいものだ。

子どもはコソコソしてこそ育つ?!もっとコソコソさせてみてはどうだろうか。

このところニュースを見ていなかったら、友人が「とうとう、生徒が先生を選べる公立中学校が出来た!」と教えてくれた。 とうとうというか、やっとというか、これがうまくいくかどうかまだわからないけど、ガチガチの制度に小さな風穴があいたことは意味があること。色々と思うところもありますが、とにかくこうした学校がもっと増えればいいと願っています。 思い返してみれば、私が中学生の頃は、どうやって休むかばかり考えていた記憶があります。休みなく働く親を思えば「学校に行きたくない」なんて言えな