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転勤族×不妊治療 私の転職遍歴


転勤族の妻、略して転妻のわい太郎です。


今回は、私が転妻として、そして不妊治療を開始して経験した転職と働き方について記録を残そうと思います。


結論を先に言うと、体外受精のスケジュールと並行できた働き方は、「週3-4日の扶養内午後パート」でした。
私の場合、遠方へ片道2時間かけての通院だったので、これがベストでした!



【実は転職失敗も繰り返した…。】


私は何度も転職に失敗しています。失敗も成功も経験だと思ってポジティブに捉えることにしています。所有資格は看護師と保健師です。

まずは職場だけを羅列すると、
▶︎大学病院
▶︎地方病院
▶︎総合病院
▶︎役所
▶︎クリニック
となっております。

全体を通して転職活動には苦戦しました。特に、出産適齢期であることと転勤族であることは指摘されやすい部分でした。

更に、この条件でも「是非すぐにでも働いてください」と言ってくれる求人は要注意です。身をもって体験しています。
そんな求人は人の入れ替わりが激しいブラックな職場です。




以下、詳しく綴っていきます。

【大学病院】

新卒で務めたのは大学病院です。
5年以上働き、結婚を機に退職しました。
かなりメンタルを鍛えられました…。

大学病院を退職前に転職サイトを通じて転職活動をしました。しかし、こちらからお願いした条件「転勤族可」「学会参加や資格取得を強制されない」について完全に無視された条件の職場を紹介され、面接(しかも業者同伴)では「長く務める人を優先したい」「学会参加して資格取得をして欲しい」と話されました。(何故!)


【地方病院】

結局、退職後は知り合いのツテで地方病院に務めました。
こちらが絶望的に自分に合わない病院でした。
結果、1ヶ月で退職しました。(人生で最高に痩せました。)

ここからハローワークの個人相談と看護協会の求人サイド利用し転職活動を始めました。
いくつもの求人に応募しましたが、ある日応募していない求人について直接電話で紹介頂くミラクルが起こり、突如就職が決まりました。


【総合病院の保健師】

そんなこんなで総合病院の保健師としてほぼフルパートの携帯で働くことになりました。未経験でしたが看護師経験を考慮して時給を高く設定して頂き、福利厚生も最高で上司も同僚もみんな優しく、やりがいもあり、楽しい仕事でした。

この職場で務めている期間中に不妊治療を始めました。職場の方に打ち明けてはいませんでしたが、治療の内容がまだヘビーではなかったことと、1時間単位で休みを取れる職場だったので、うまく両立できました。

約2年が経とうとしたところで夫の転勤が決まり退職。同時にコロナウイルスの流行が始まり、混乱の中の引越しでした。


【役所の保健師】

引越し後は、すぐに役所の保健師としての求人に受かりました。しかし、こちらもまた私に合わない職場で心身ともに追い詰められ、かなり痩せまい、1ヶ月ほどで退職しました。人事の方からは、事前の説明と現実がかけ離れていたことについて謝罪を受けました。この人事の方、とてもいい人だった…。

ここからはコロナの影響もあり、失業保険を6ヶ月間受給出来ました。
その間に少しずつ求人応募をしていましたが、想定外のハプニングなどもありなかなか決まらず。


【クリニック看護師】

看護協会を通じてやっと決まった職場は家から少し遠いクリニックでした。

このクリニック、癖の強い職場ではありましたが2年弱働かせて頂きました。

このクリニックで働いている間に、不妊治療が人工授精→体外受精と徐々にステップアップしております。治療と両立するためにも勤務形態は扶養内で午後のみ週3-4パートという形にさせて頂きました。

一見コントロールしにくそうな午後のみという勤務形態。不妊治療には割と合ってました。

というのも、不妊治療クリニックは常に混んでいるので、診療が始まってから時間が経つにつれて時間が押していき、予約時間通り呼ばれなくなっていきます。
なので、朝一で予約が取れると、予約時間どおりに呼ばれることが多く、その後の予定をコントロールしやすくなります。


【通院+パートの日のスケジュール】

クリニックの午後勤務は14時過ぎからでした。
私は最初こそ同じ地域の不妊治療クリニックに通っていましたが、後半は電車で片道2時間かかる大手クリニックに転院していたので、スケジュールとしては…

5時 起床
6時前 最寄り駅から電車で出発
8時過ぎ 大手クリニックにチェックイン
10-11時 診療終了
11時台 電車で帰路へ
14時前 駅到着
そのまま直接パート先へ
14時過ぎから18時半 パート
19時帰宅

となっていました。

不妊治療は通院日と通院回数が不定期になるので、一日おきに通院する週もあれば、2週間ほど通院がない時期もあります。ですので、通院がパートとモロかぶりの週もあり、そんな週はヘトヘトでした。


【退職し、専業主婦へ】

体外受精の移植6回目に入る頃、職場で揉め事があり、私を含め3人が退職しました。
個人的には当時前向きに退職できた訳ではなかったのですが、結果的に退職して心身ともに余裕が出来たことで治療結果が格段に良くなったので、辞めてよかったと感じています。

しかし、不妊治療との両立を理解してくれた職場とスタッフの皆さんには感謝でいっぱいです。扶養内午後パート、また働くことがあったら同じ方法をとると思います。


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