Vtuberと役割期待 〜異なる地位の立ち振る舞いは難しい~
はろーこんばんわ。
わたしです。
のみましたので、
適当な話題をもらってそれを書いていこうと思います。
というわけで、概要から。
わたしたちは社会から役割期待を与えられている。
あいつは〇〇しそうとかそういったもの。
優しそうな顔だから優しいはずとか、
そんなレベルからも期待をされている。
Vtuberも当然、
モデルからそういった役割期待を与えられる。
現実のアクターがどんな人間であっても、
それとはかけ離れた偶像から、
役割期待を与えられている。
1.役割期待とは
役割期待という言葉。
これは社会学の用語で、
普段あまり聞かないですよね。
なんとなく意味はわかると思いますが、
ちょっと定義を再確認しておきましょう。
要は、
それぞれの社会的な地位によって、
期待される行動やリアクションが異なる。
例をあげるならば、
後輩が舐めた口を聞いたら腹が立つ。
なぜなら年上を敬うべきであるから
こういったものが役割期待です。
普段の生活で、
日常的にわたしたちは他者に役割期待を与えられ、
また役割期待を与えています。
聞き慣れない言葉でありながら、
日常に浸透している物事を示している。
知っていると、ちょっとおもしろいですね。
2.VTuberと役割期待
では、
今回のテーマであるVTuberと役割期待について。
皆さんは、
このキャラクターを見て、
どんな役割期待を思い浮かぶでしょう?
かわいいとか、
小動物的とか、
そんな感じの事を思い浮かべると思います。
そんなことを想起させる相手が、
プラス方向の意味で意外なことをしていたら。
ちょっと人気が出ますよね。
ヤンキーの猫傘理論、
ゲインロス効果ってやつです。
その点では評価されていなかったことが、
実は得意でした。
能ある鷹は爪を隠すじゃないですけど、
プラスの方向で期待を裏切ることは、
好感度を高めます。
逆にマイナス方面に裏切ると、
最も好感度が下がってしまいます。
男の人は少女に対して、
純真さや貞淑さを求めます。
アイドルが処女売りをするやつですね。
ユニコーン、ちょっと気持ち悪いよ。
しかし、
時の人はこの期待を裏切り、
男性との逢瀬を重ねていました。
これはユニコーンたちにとって、
マイナス方面の役割期待の裏切りです。
こういったことから考えてみると、
時の人は燃え上がるべくして
燃え上がったと言えますね。
他にも、
友人が好きなVsinger(こう言わないと友人は怒ります)
この人はとても人気だそうですが、
あまり配信に人がいないそうです。
友人はその理由として、
俳優とAPEXをやるからだと言っていました。
やはり、
男性の多くはユニコーンであるのでしょう。
少女に対して、
そういったものを求めている。
そんな節があります。
こういった役割期待を、
見た目だけで受けてしまう。
特に、
男性受けがいい美少女アバターであればあるほど、
それは大きくなっていく。
Vtuberをやる人たちは、
自身の現実とは違う姿にします。
できる限り異性から魅力的に映るように。
ないしは、
書いたイラストレーターの好みのように。
イラストレーターは男性が多く、
またそういった人気のイラストレーターは男性女性とわず、
オタク受け=男性受けをするようなイラストを描く人が多いでしょう。
そうであればあるほど、
現実の姿とかけ離れた役割期待を持たれ、
偶像とアクターのギャップを埋めることが難しくなる。
VTuberの悩みは、
そういったものもあるのかもしれません。
わたしの友人は、
実際にVtuberと仲良くなったら、
イメージと全然違ったとブーブー言ってました。
そして、
その相手自体も、
理想像を押し付けられても……
みたいなことを言っていました。
これは、
アクター自体がやはりこういった、
役割期待を知らないからこそ生まれてしまう。
友人は不細工ムーブ、
なんてひどい言い方をしていましたが、
やはり違う地位での立ち振る舞いは難しいです。
唐突にわたしたちが総理大臣になっても、
誰かに揚げ足取りをされ、
すぐに首になるのと一緒。
期待からくる振る舞いは、
身に沁みついており、
意識しないと他の地位の振る舞いは難しい。
簡単に誰かの理想像になれるといっても、
なかなか大変そうです。
それではまた!