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病人扱い/他人を貶す

・病人扱い

他人を病人扱いすること。

○○さんはきっと発達なんとかだから、
○○くんはたぶんパーソナリティなんとかだから。
そういふうにみなして、
病気なんだから出来なくてしょうがない。

そういう考えは、
どういうことに繋がるでしょうか。

人を病人扱いするときって、
自分にとって理解できないことを言ったり、
理解できない行動をする人に対して
そういう扱いをしますよね。

でも、
小学生が大学生の授業を理解できないとき、
小学生を病人扱いする人はいるでしょうか。

外国の人の文化の違いに対して
病人扱いする人はいるでしょうか?

ほとんどいませんよね。
というか、
そういう扱いをしたら怒られます。

では、
自分にとって理解ができないことを言ったり、
する人をそういう扱いをするのはどうでしょう。

常識的に考えて、
みたいなことが彼らの常套句なのですが。
むしろ、そういう扱いをしようとする人の、
観点や知識、経験が足りない。

そういう風に考える方が、
自然ではないでしょうか。

そして、
病人扱いするということは
理解できないことをする人を、
生得的なもの、その人自身が
コントロールが出来ないもので
自分より社会的に劣っているとみなす行為です。

そういう考えをしていたら、
自分自身が劣っているとなったとき
自身がコントロールが出来ないもので
劣っていると考えてしまいます。

努力では状況が変えられない。
自分の状態は自分ではよくできない。

病人扱いすることで、
人を踏みつけて有能感を得ていると、
いつか自分の自尊心を傷つけることになる。

それに、自分が他人を教えたり、
育てなければいけないときに
とても困ったことになります。

だって、
他人の能力は才能で決まっていると
思っているのであれば、
育てることなんて出来ないですから。

そもそも、
自分を育てることすら
できないかもしれません。

・他人を貶す

わたしたち日本の人は、
自身の能力を誇示することを嫌います。

出る杭は容赦なく打たれるからです。

でも、
自分の能力って
アピールをしないと普通誰にもわかりません。

ではどうやってしているのかというと

・他人を貶めて比較させる

この時より効果的なのは、
大義名分を得て貶めることです。

病気、常識、社会的な望ましさ。

そこから外れているから、
というのは言っても誰も
罰しませんよね。

相手からの共感が得られやすいのです。

なので、
他人を攻撃するときは
そうと悟られないように
望ましさを盾にして攻撃する。

誰しも自分が優れている、
賢いと見せたい、思いたいものですが
文化がハイコンテクストであるがゆえに
そういった歪んだ、歪曲した方法を取ります。

悪役令嬢的な立ち回りと言ったら
ちょっとわかりやすそうだし面白いですね。

直接言わないから攻撃してるように
見えないだけで、
実はみんなそういうことを
結構上手にしています。

上手にしてしまうが故に、
自分もそう思っていないのは
ちょっと問題かなとわたしは思います。

それではまた。