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写真の何がそんなに面白いの?と聞かれ答えられなかった

先日、友人(幼なじみ)と久しぶりに会い、二人で焼肉に行った。そいつは僕が写真に夢中だという事は知っている。でもそいつは写真なんて興味がないし、僕からは特に話題にもしなかった。ただ話の中で、友人が、

友「そういえばなんか高いカメラ買ってたよな。まだ写真やってんの?」

まだやってんの?なんてふざけた事を聞いてくる。
こちとらほとんど毎日写真を撮っているし、こんな焼肉にいきなり呼ばれなければ今日だってPCの前で撮った写真を眺めて一人で気持ちよくなっているところだった。

僕「やっているよ。」

ここで僕が渾身の一枚を見せびらかしても、「ふーん」って退屈そうな反応をしやがるのは見え見えだったから、特に話を広げようとしなかった。
友人が続けた。

友「写真の何がそんなに面白いの?」

その質問の答えなんてそんなに興味もないくせに、聞いてくる。素朴な疑問といった感じだ。悪意は全くない。

僕「なんでだろうな。よくわからん。」

本当によくわからなかった。確かに夢中になってはいるが、楽しいかと聞かれるとはっきり「楽しい!」とは言えないような気がする。反対に、写真がわからなくて考え込んでしまう時がある。一応言っておくが僕は趣味で写真を撮っている。写真歴は2年目に入ったくらいのペーペーである。写真を頑張らなければいけない理由なんて一つもない。

こういってはなんだが結構適当に撮っている。

考え込む理由は、「良い写真を撮りたい」って思うのだけど、だんだんよく分からなくなってくるから。良い写真ってなんだ?とか、そもそもなんで写真なんて撮ってるんだ?とか。
別にがんばってやってるつもりはない。写真撮りに出かけようって決めててもめんどくさくなれば行かない。でもまたそのうちカメラを持って出かけてしまう。

家に帰っても「写真の何がそんなに面白いの?」が、引っかかる。

焼肉はとてもおいしかった。


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