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学級通信のタイトルに込めた想い

とある町で小学校教諭をしていますわいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。

今回は学級通信のタイトルの決め方について考えていきます。
学級通信のタイトルの決める時に大切なのは「想いをのせる」とです。

はじめに

 皆さんの学級通信のタイトルはなんですか。
 子どもの時に心に残っている通信のタイトルはありますか。
 「なかよし」「ピースサイン」「ライジングサン」などなど
 学級通信のタイトルは多種多様です。

 ひらがなの言葉。カタカナの言葉。古事成語、英語、ハワイ語、先生が作った造語のタイトルの通信も見た事があります。

 どの通信のタイトルにも教師の学級づくりや教育観が込められています。
 
 では、どのようにタイトルを決めるのでしょうか。

学級通信のタイトルは主に4種類

1決まったタイトル
 学級通信のタイトルは「これだ!」と決める。
 毎年同じタイトルを使い続けます。
 先生の教育観を前面に押し出しているパターンです。

2子どもたちと考える
 最初はタイトルを決めずに発行を始めます。
 <後日子どもたちと決めます。>がタイトル欄に書かれています。
 
 学級目標が決まった後や子どもたちとの話し合いで通信の名前を決定するパターンです。子どもたちが大切にしてきた言葉や投票で決めていくものもあるそうです。

3タイトルを決めない
 シンプルに6年3組学級通信というクラス名というパターンもあります。

4毎年変える
 学級通信のタイトルを年度ごとに変更するパターンです。
 学級通信を発行されている多くの先生方が毎年変えられている印象です。

私は毎年タイトルを変える

 私は毎年学級通信のタイトルを変えています。
 前回のnoteの学級通信の目的にもつながりますが、教師の想いが学級通信には必要です。
 私の目指したい学級と子どもたちの実態や学年も合わせて考えます。

 どのような学級にしたいのか。

 目指す方向性などを考えて通信のタイトルを探していきます。
 いくつか候補をあげて決めるわけです。

タイトルをどう探すのか

 日頃から気になる言葉を見つけるとメモしています。
 読んでいる本屋漫画、CMや広告のキャッチコピーなど短い言葉を探しています。
 自分の中での言葉の選択肢を増やしていくイメージです。
 言葉を集めてから「どんな学級にしたいのか」のイメージと合う言葉を探すのです。

 例えば、助け合い、学び合い、支え合い、などの言葉をクラスで大切にするとき、2年生の通信のタイトルに動物のアイアイを使ってつけたりもできます。

 一人ひとりの個性(色)を大切にしたい。みんなで素敵な学級を作りたいと考えてクレヨンというタイトルにもできます。

 タイトルで自分の教育観が語れると良いです。

考えている時間は何よりも楽しい

 どんな通信のタイトルにしようか考える時間が私は何よりも楽しいです。
 3月末は来年度の通信のタイトルを考えるのにワクワクしてしまいます。
 (もしもこの記事を3月末に読んでいたら決まったタイトルをこっそり教えてください。)
 
 どんな学級にしていきたいか。
 子どもたちとどんな素敵な日々を過ごす事ができるのか。
 自分の中でイメージを膨らませる事ができるからです。
 ある程度考えてもう決定しようと思っていても、ふとしたときにやっぱり違うな。と白紙に戻して考え直すこともあります。

ロゴを作るのも楽しい

 学級通信のロゴを作るのも楽しいです。
 私はシンプルなデザインにしています。
 印刷したときに見やすくしたいからです。
 ワードでフォントをDLして作ることもあります。
 先生方によっては写真データを活用してロゴを作る方もいます。

 色々なフォントで試してみることで印象が大きく変わります。
 いくつか候補を作って並べて決めていきます。
 子どもたちの様子。未来の教室の様子を思い浮かべながら作っていく事が何よりも楽しいひと時です。
 最近だとCanvaなどを用いて作ることも試してみました。
 (このタイトルロゴの作り方については別の記事で書く予定です)

タイトルに迷っている方へ

 学級通信のタイトルはどうつければいいの。
 迷われている先生もいると思います。
 私も初任から数年間はどんなタイトルにしようか迷いました。
 もしも迷われているのであれば先輩の過去の学級通信を真似してみることや自分の好きな言葉や曲名でもいいかもしれません。
 先輩にタイトルの理由を聞いてみるとヒントをもらえるかもしれません。

最後に

 改めて、学級通信のタイトルに込めた想いは教師が10人いれば10通りあります。
 そしてどの先生も学級通信のタイトルに込めた想いをきくと学級への想い、子どもたちへの想いをたくさん話をしてくださることが多いです。
 どんな学級を作りたいのか。どんな教室を作っていきたいのか。が学級通信のタイトルを決めるためには必要なのです。


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