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学級通信を出す目的とは

とある町で小学校教諭をしていますわいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。

今回は学級通信を出す目的について考えていきます。
学級通信を出す目的は「想いや成長を伝える」「教師自身の成長」ということです。

想いや成長を伝えるとは

 学級通信を発行するにあたっての1つ目の目的としては、教師の想いや成長を伝えたいと考えています。
 
 学級経営を進めていく中で「教師の願い」があります。
 このnoteの読者の方はどのような願いがありますか。

 私は、次のような願いを持って指導に当たっています。

・自分も周りも大好きに。
・自立した学習者に。

 そして、渡辺道治先生の言葉をお借りして
 「かしこく」「かっこよく」なろうと子どもたちには伝えています。
 そして、この想いや成長を保護者や子どもたちに伝えるために通信を書いています。

 子どもたちの望ましい行動
 子ども同士の関わり合い
 子どもたちをみる教師のまなざし
 子どもたち一人ひとりの成長
 学級の成長
 保護者への協力を求める
 保護者に理解を得る
 
 これらの学級での出来事だけではなく書籍、ニュースなども取り上げてることによって子どもたちや保護者に想いや成長を伝えたいと考えています。
 この想いや成長を伝えることを学級経営の中心に置いています。

教師自身の成長とは

 想いや成長と伝えるためには学級の様子から行動や姿を見つけ、価値づける。
 そして通信として文章に起こすという流れがあります。

 今まで10年以上学級通信を発行し続けてきました。合計では約900号になります。手書きで100号以上書いた年もありました。

 学級通信を書くことを通して成長できることは5つのがあります。

①ゴールをみる
②まなざし
③価値づける
④言葉にする
⑤知識をつける

①ゴールを見る

ゴールを見るということは1年間の終わりをえがきます。
3月にどんな学級になってほしいのかを考えます。
そのゴールに向かって子どもたちの望ましい行動とは何か、どのような関わりがあれば良いかを意識できるようになってきます。

②まなざし

ゴールをイメージできたら次に子どもたちの姿を眺めます。
望ましい行動、関わりを探していきます。
学級通信を書くためだけではありませんが、書くために見つけようと意識することで子どもたちをみる目、眺める目は鍛えられていきます。

③価値づける

子どもたちの姿を見つけた後には価値付けを行います。
その行動にはどんな価値があるのか。
その行動の背景にはどんな心の変化があるのか。
関わりを通して学級の空気がどう変わったのか。
子どもたちの行動や言葉に注目していきます。

④言葉にする

私は、菊池省三先生のご実践の「価値語」を指導を取り入れています。
価値語として子どもたちに紹介するだけではなく、学級通信でもその姿を描くようにしています。
保護者や子どもたちに向けて通信を書きます。
言葉としてアウトプットすることで上記の5つが磨かれていきます。

(それぞれについてはまた今度詳しく書きたいと思います。)

最後に


 学級通信を書くことを通して教師の想いや子どもたちの成長を伝える。教師自身が成長するということを目的として通信を書いてきています。
 読者の皆さんはどのような目的で学級通信を書かれていますか。
 もしよろしければコメントやフォームなどで教えていただけると幸いです。


以下のフォームから質問・感想を受け付けております。
学級通信に関する質問なんでも構いません。
このマガジンが私にとっても皆さんにとっても学びのあるマガジンにしていきたいと思っています。よろしくお願いします。


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