「ずっきーさん、マネージャーの資質って何だと思いますか?」と聞かれたので
こんばんは。ずっきーです。
前の投稿から随分と時間が経ってしまいましたが、生きています。笑
4月から転職をし、ドタバタと新生活を過ごしておりました。
(入社エントリも後日書くつもりです)
最近は、研修を受けつつ、業務で必要な資格取得の勉強をしつつ、合間の時間で会社の色々な方とお話しながら関係構築を進めているところです。何人かの方には有り難いことにこちらのnoteも読んで頂いていた、とのことで、本当に嬉しい限りです。(これは何かアウトプットを世に出している人は全員感じていることだと思いますが、『見ました!』とか『良かったです!』とか直接リアクションを届けてもらえることの喜びって、本当に大きなエネルギーになりますね)
今日は、そんな社内での雑談の中で出たこちらの話題について書きたいと思います。以下同期との会話より。
こーゆう話題は大好きなので、(的を得た解答ができるかは別として)
あーでもないこーでもないと、と考えながらその場で自分の考えを伝えたのですが、せっかくの良いテーマなので、改めてnoteにも書き残しておこうと思いました。
ぐっちさん、ありがとう^^
マネジメントに求められる役割
まず、改めて『マネジメントの役割』って何だろう?という話から。
環境、状況によって無限に答えがありますが、経営視点で考えるマネジメントの役割はこれが参考になると思います。
まとめると、組織の目標を立て、リソースを適切に配分し、業務フローを整えた上で指示を出し、ステークホルダーとの合意形成をしながら、クオリティ・スケジュール・コストのバランスを取りながら適切なアウトプットを出す、って感じですかね。
これらはすべて、マネジメントを通じてアウトプットを最大化することを目的としています。そのような意味では、組織の生産性向上を果たすことが、マネジメントとしての大きな役割だと僕は考えています。
マネジメントに必要なスキル
では、そんな役割を担うためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか?
ざっと挙げるだけでも、以下のようなものがあります。
ベーシックなスキルだけでもこれだけありますし、以前別の記事でも触れたこちらの調査では、中間管理職に求めるスキル(能力)として以下のような要素が挙がっていました。
このようにしてみると、改めてマネージャーの守備範囲の広さと、求められるスキルの豊富さに、頭がクラクラしますね。。。
これからマネジメントを志そうとする人も、心が折れてしまうかもしれません。でも、大丈夫!全部ができる人は世の中にいませんから。笑
また、先に挙げたようなスキルセットって言葉通り“スキル”なので、人それぞれ得手不得手はあれども、やれば身につく(伸ばせる)可能性が高いです。『立場が人を作る』なんてことも言いますが、それはまさに立場(ポジション)を得ることで身につく考え方やスキルセットのことを指していると考えています。
そして、やっとここから本題になるのですが。笑
今日はマネージャーとして求められる数あるスキルや能力の中から、僕的に大事と考えている2つの要素を紹介します。
選定の基準として、以下のようなことを考慮にいれてみました。
・状況やシチュエーションに関わらず多くの場面で必要になる
・マネジメントの立場にならなくても開発可能である
では、いきます!
その1-Integrity(誠実さ・高潔さ)
正直、これはドラッカーに引っ張られている部分はあるな、と思うのですが。笑
僕自身もマネジメントの経験を通じて感じることは、組織の中で一定の権限を持ちながらIntegrityを維持するのは簡単ではない、ということと、周囲(上司を除く)はビジネス上のパフォーマンス以上にこのような人間性すごくよく見ている、ということです。
近年、ビジネスの現場でも『コンプライアンス・企業倫理』といったワードが浸透するようになり、業務上の目標を達成するためであれば何をしても良い、という考え方をする人は随分減っているように感じますが、やっぱり『マネージャー以前に人として信頼される』ことは、すごく大事なことだと思っています。
どうやって身につけるか
ドラッカーは真摯さに関しては後天的に会得不能、と言っているが、僕はそんなこともないと考えており、まずは人としてのあり方を見直す、ということはできるはずです。個人的におすすめなのは、働きかたや態度に対するマイルールを作って実践すること。
【僕がやっていたこと】
・小さな約束を守る
→夕方迄には返事します、とか、来週ランチ行きましょ!とか、相手も覚えているか微妙な小さな約束を蔑ろにしない。
・自分の利益のために人を動かさない
→忙しい時や余裕がないときに、ちょっとした資料作成とか、雑用っぽいこととか、むやみに人に依頼しない。(もちろん目的を持って新人や若手に依頼することはあるが、目的を履き違えない)
・初めて話す人には全員敬語で
→これも年齢を経るにつれて、社内の新卒や若手に対してやってしまいがちですが、人として、と考えたら当然の話。
その2-バランス感覚
やっぱりマネジメントって基本的に『あちら立てればこちら立たず』の状況をどうにかしていくことだと思っています。なので、もちろん『選択と集中』は大事なのですが、選択しなかったほうも忘れちゃいけないよ、というか、捨てた要素を捨てすぎない的なバランス感覚がとても大事だと考えています。
ネガティブな指摘とポジティブな声掛けとか
具体と抽象とか
現場視点と経営視点とか
新規顧客と既存顧客とか
量と質とか
『こっちだ!』と言い切ることがリーダーシップであるならば、そのリーダーの立てた旗に向けて落とし所を調整しながら、実際に事を進めるのがマネジメントの役割だと思っています。どちらかだけでも足りないし、両方あって組織は円滑に回るわけですが、マネージャー、特に『意思決定』に携わる上ではとても大事になってくる要素なので、2つ目として挙げておきました。
どうやって身につけるか
Integrityと比較するとこちらのほうが結構簡単だと思っています。笑 シンプルに両極端を経験すればそれは幅になってきますし、感覚として養われるものがあるはずです。
顧客の最善線で営業をやりつつ、バックオフィスやサポート系の業務も経験するとか、
戦略立案や構想を描くこともやりつつ、実行や運用フェーズにも携わるとか、
農業もやりつつ、アプリ開発もするとか、
別に仕事だけの経験に閉じる必要はないので、世の中の色々な世界に触れて自身の幅を広げることで、徐々に養われるものがあるでしょう。
少し話題は逸れますが、キャリアやスキルの棚卸しをしたときに
『自分には明確な強みがない』
『一通り業務はできるようになったけど、マーケットにアピールできるような強みが欲しい』
このように考える人って多いと思います。
ですが、この『一通りなんでもできる(知っている)』というのもマネジメント上バランスを取る上では結構大事な感覚(要素)だったりします。
以下は、自分が器用貧乏的な立ち位置に陥って悩んでいたときに救われた記事なのですが、他にもジェネラリストの重要性を謳う記事はいくつかあります。
なので、大切なことは本当に意外と近くに転がっているというか、しなぷしゅの曲でいうと『AIUEONGAKU』にある
ってやつだと思います。笑
まとめ
Integrityとバランス感覚、それぞれ自分の中でまとまめるとこんな感じなのかなと思います。
Integrity
マネジメントに必要なスキルはたくさんあるけど、大半はやりながら身につくので、まずは人間力を高め真摯な人を目指しましょう。
バランス感覚
自分の経験の幅がバランス感覚を生むので、あまり選り好みはせずに色々飛び込んでみましょう。(あっち行ったり、こっち行ったり、迷子になっているくらいでちょうど良い気がしています)
。。。と、ここまで長々と書き連ねてきましたが、大前提マネジメントの話題を語る上で欠かせない考えが1つありまして、、それは
ということです。
なので、今挙げた能力も必要な場面もあれば、そうでない場面もあると思いますし、なにより、これは全て僕の考えであって、他のマネージャーは全く異なる解を持っているでしょう。
そのような意味では、答えのないゲームに自分なりの仮説を持って進むことができる、みたいな要素も非常に大事な素養だったりする、ということも言えるでしょう。笑 これが3つめですかね。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!!!
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