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巡礼仲間/緑のトンネル|カミーノ・デ・サンティアゴ巡礼日記#2

ロンセスバージェス〜ララソーニャ 27km

朝5時起床。
昨日の疲れはそれほどないけれど、脚は重たい感じ。
6時半ごろ、まだ薄暗い中出発です。

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教会の門を出てすぐのところで、中年の女性に写真をお願いされました。
イタリア人の巻き舌で「アクレサンドゥゥゥルァ」がどうしても聞き取れず、何度も何度も名前を聞き返す・・・。

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歩くのはスローだけど元気いっぱいなアレクサンドラ 

アルベルゲを出てすぐのバルで、アレクサンドラにクロワッサンとカフェコンレチェ(カフェラテ)を奢ってもらいました。グラシアス!

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今日もよい天気。しばらくアレクサンドラと一緒に歩きました。
途中、坂道でペースが合わず先に行くことに。「一緒に歩こう!」みたいな感じがなくて、それぞれのペースで自由に歩けていいなあ。

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10時、バルで小休憩。
オレンジジュースが生オレンジ搾りたてで味が濃くて感動しました。バッティングマシーンのようにオレンジが絞り器に送り込まれている動作も、なんか好き。

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100%フレッシュ!なオレンジジュースと生ハム&チーズのボカティージョ

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ボカティージョ(サンドイッチ)を狙うバルのネコ かわいい

バルを後にし、しばらく歩いているとアレクサンドラと再会。カミーノではこうやって、出会ったり、別れたりを繰り返すのだろうなと思う。

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昨日のピレネー越えに比べると、緩やかな田舎道。緑のトンネルをいくつも通り抜け、ホタテ貝の示す方向へ歩みを進めます。

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見事な緑のトンネル スペインの田舎の風景が続きます

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自転車巡礼軍団 自転車巡礼はペースが早いので一期一会
ちいさな村を抜け

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峠を越えて

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矢印の指し示す方向へ

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14時半、本日のゴールララソーニャに到着しました!
アルベルゲは人でいっぱい。別館のような場所に案内されて、ベッドを確保。昨日と比べると簡素なつくりの2段ベッドです。

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『A』アルベルゲマーク。こちらは満室で別館のほうへ。

一息ついて、買い出しも兼ねて散歩へ。
民家の前にある自販機で、小銭がないなあと困っていると、家の中から人が。助けてくれるのかな?と思ったら、わたしのカメラを指差すなり、家の中へ引き返し、またすぐに戻ってきました。その手にはCANONの一眼レフカメラ
どうやらカメラが動作しないから直してほしいらしい?スペイン語と日本語で会話しているのに、ある程度の意思疎通ができるのが不思議です。

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ララソーニャのネコファミリーも見守ってくれます・・・

力になりたいのは山々だけど、どう伝えたらいいのか・・・と困っていたら同じ宿のドイツ人がたまたま通りかかって声をかけてくれました。
彼は英語とスペイン語ができるらしく、間にはいって通訳してくれることに。(ドイツ人は多言語できる人が多くいつも助けてくれました。尊敬!)
とはいえ、原因がはっきりわかるはずもなく、バッテリーを外し、フル充電してねと伝える。

その後は助けてくれたドイツ人とスーパーマーケットへ。陽気な店主がワインを振舞ってくれて、店内全員が飲酒状態の陽気な買い物をして宿に戻りました。

宿の人たちと一緒にディナーをし、巡礼を満喫した3日目でした。

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一緒に歩いたり、買い物したり、食事したり。巡礼の楽しさに気がつきはじめたのと同時に、あ、これ、英語できないとだめなやつや!と巡礼中に英語の勉強をはじめたのもこの頃のこと・・・

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