ラジオがある生活
子どもの頃は、自分以外のことに関心を持てずに過ごしてしまった。
自分の内側が慌ただしく、自分の存在を発信することばかりに忙しく、今思うと小さな世界で生きてきてしまったなぁとガックリするけれど、まあこれはこれで致し方なし。
人は自分にないものを持っている人に憧れと嫉妬を持つもんだけど、僕はラジオが好きだと語っている人に憧れていた。ハガキを送ったとかすごいなぁと。受信が得意な自分は、発信をする人に強い羨望を抱いた。
それなりの年齢になって実家を出て、1人暮らしをはじめて数年経った。radikoのおかげで昨年からラジオをきくようになった。ラジオをきいて声を出して笑う時間が持てたことが素直に嬉しい。
子どもの頃の自分に言ってやりたい。
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