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地方都市が進化する瞬間

ある日いきなり進化するというのが地方都市の面白さだ。東京でビジネスをしているが、地方都市の方が圧倒的にとんがった面白さがある。だから今どの地方都市にセカンドロケーションを構えるかということをずっと考えている。久しぶりのおにぎりで宮崎にやってきて、急激に進化した宮崎で考えている。

僕にとってのポイントは食と酒だ。どんなにいい街でもこの二つが揃っていないと、住もうとは思わない。宮崎の新しい魅力は「ひとつ」という一心寿司のカウンターの店ができたことから始まったと思う。僕の宮崎は20年ほどまえに尾崎さんに連れて行かれた宮崎、そして新しい若手が作り出す新しい宮崎がようやく始まろうとしている。

橘通をモスバーガーを超えて北側に進むとそn世界はやってくる。昔の東ベルリンを彷彿とさせる廃墟感、廃墟市場をリノベしたエリアも好きだが、ここに若手の名店が新規オープンしまくっている。牽引するのは東京で飲食を学んだり、海外勢が戻ってきてオープンした店舗たちだ。今日もウルトラハシゴで計9軒まわった。スタンディングの居酒屋は完全に東京でも通用するし、四川で学んだ激辛中華、そしてパリ出身の二人組が作るビストロなどは東京でもこのクオリティを見つけるのは難しいだろう。

何よりも嬉しいのは僕らの常用酒である黒木本店の焼酎が大体この手の新し系の店に入っていることだ。最高の焼酎がある文化というだけで、レストランの価値が上がってしまう。やはり文化とは酒と食のマリアージュなのだと改めて思うのだった。それにしてもよく食ったなー!

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