今までは、洗濯物が乾いたら干し場からリビングに取り込んで、たたんでタンスやクローゼットにしまっていた。 ある時、ちょっとやってみた。 干し場に小さな折りたたみ机を置いて、 干している洗濯物を1つずつたたみながら取り込んだ。 机の上がいっぱいになってきたら、その都度クローゼットに行って畳んだ洗濯物をしまった。 どちらが早かったか? 一つ一つ畳んで片付けたほうが早かった。だいたい10%位時間が短くなった。 こまめにクローゼットに行くから、時間がかかってるんかなと思ったら、そん
人間には、身体と心の病気があります。 こちらの病気の方が治りやすいでしょうか? 身体の病気は、体を休めたり、薬を飲んだり、時には手術をしたりとかして直します。 原因がわかれば、対処法は見つけやすいです。 心の病気は、原因が何であるかなかなかわかりません。ある程度わかったとしても、治療には結構時間がかかります。 身体の病気を直すのが医者で、心の病気を治すのが僧侶です。
鏡に映った自分を見て、「思ったよりぽっちゃりしてきたなぁとか、顔のシワが増えてきたなぁ」とか思うことがありませんか? どちらが本当の自分なのでしょうか? 鏡の中は、自分が写っているものだから、そちらが虚像でしょう、とまずは即座に考えます。 でも、妻に聞いたら「最近ちょっとぽっちゃりしてきたね」と言われるわけです。 自分の思い 1票 鏡と妻 2票 ということで、本当の自分は、鏡の中の人だって言うことになります。 子供の運動会で、お父さんがリレーで走って、こけてお怪我をするこ
奈良県の田舎に住んでいる。 葛城市当麻と言う、縁がない人なら「どこそこ?」という、取り立てて何もない場所である。 結婚した時に、全く地縁のなかったここに移り住んでもう15年になる。 会社は大阪駅から歩いて行けるほどの都会にあり、僕自身もそこで生まれそうだったので、いわば都会っ子だ。 出勤は電車で1時間20分位。どうしてそんなに田舎に住むの?みんな必ず聞いてくる。 僕にとっても、この辺鄙な田舎への移住は、大きな決断だった。 影響を受けた人に、白洲次郎がいる。 男前の英国紳
仏教修行の目的は、連続しつづける心を穏やかにして、無常を理解し、非暴力を実践すること。byダライラマ法王。 心というものは、「これ!」と指でさすことはできない。でも、常識として、心というものが存在することはだれでもわかる。心は、ただ1つのものがあるようで、実は、確実にこれ、ということはできない架空のものである。移り変わっている、でも長い目でみると、確かにある。 実在しないが、あるのはわかる。すべて、これである。これを理解することが、無常の理解である。
料理が好きだ。 お肉を焼くとき、買ってきた肉を見て、これは薄切りだから早く焼けるとか、これは分厚いから弱火で、じっくりフライパンで火を入れてとか、 肉を見ながら考える。 食品は天然だから、それぞれ毎回違うのだ。 鉄はどうだろう。鉄は工業製品だから、変化する事は無い。 いやいやいやいや、鉄も変化する。 1、 2分では、その変化は、目に見えないから気づかないが、100年経ったら錆びるし、朽ちていく。 一番目まぐるしく変化しているのに、それに気づかないのは、「心」である。 と言い
瞑想って大層な言葉だと思う。 なんでこんな難しい字をあてがったんだろうか。 瞑想する事は、じゃがいもの皮をむくことよりもよっぽど簡単だ。 まぁ言ってみれば、じっと座って目をつぶったり、歩いたり走ったりしてるだけで、瞑想はできるからだ。 本人が、瞑想してるって自覚があるだけだ。 ダライラマは、瞑想について2つあると行っている。 心を安らげるための瞑想と、 物事を分析するための瞑想。 ほとんどの場合は、心を安らげるための瞑想になるだろう。 今日も仕事頑張って疲れたけど、 少し
仏教は、未来を仮説することが必須だ。 幸福だ。 どんな幸せな状態か、を想像する、 なるべく具体的に。 現在に割り引いて遡ってくる。 その幸せな未来のために、 いま何をすべきかを考える。 行動する。 未来は、今の世の中ではなく、 来世、またはその次の世の中。 だから、お金は持っていけない。 お金以外の幸せって何だ? by ダライラマの教え
ダライラマ法王より。 仏教を学ぶに際し、持つべき正しい動機が必要です。良い動機をもつことは大切で、お金や名声や地位ではなく、いわゆる今の世のためのものではない。はるか未来に生じる結果を考えることが大切。仏教は、今の世だけではなく来世、そのまた来世、さらにその先の未来についての教えである。 これは、他のすべてのことについて当てはまる共通の定義だな。 遊ぶにしても、趣味を始めるにしても、仕事をするにしても。 学ぶ動機って、大事だな。未来から逆算することが大切。来世を信じない
という言葉は、中学1年で初めて知った。 国語の時間だ。「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり」と平家物語で暗唱したときに、諸行無常の意味を、古典の先生に習った。 次に意識したのは、その約20年後。チベット・ダライラマ法王のインド・ダラムサラでの説法のとき。「世の中は移り変わります。一瞬も止まることはありません。100%の人が避けて通れないもの。それは『死』です」。頭では理解できたが、ふーんと言った感じだった。 今でも、よくわからない。 だけど、ふと思うことがある。 人は、自然
散髪屋はすごい。 ゴールデンウイーク前に、いつものヘアカットに行って、マスターと話をしていた。 マスターは、話がうまい。飲み屋のマスター、マッサージ屋さん、人にサービスをする人は、基本的に話術でかなり勝負が決まる。 今回、予約したタイミングは、奥さんに「だいぶ髪が伸びたね」と言われ、背中を押されるかたちで予約をとった。 仕事が立て込んでいて、急に午後からの仕事の予定がキャンセルになったため、「ダメ元」で電話をすると、「夕方5時からなら空いてますよ」と。 店に行くと、「ちょう
会社から歩いて10分のところにある、東洋陶磁美術館が好きだ。 いつもそんなに混んでないのに、 超一級の陶磁器がずらーっと並んでいて、 年に3、4回は行って、ぼーっと見ている。 なんでみんな見に来ないのかなーっていうぐらい、 素晴らしいコレクションだと思う。 その美術館に12月、久しぶりに行ったら、 「作品の撮影が可能です」 と言われた。 日本の美術館って、やはり保存が第一で、 撮影はフラッシュが美術品に悪影響? 周りのお客様に迷惑? 撮影してぶつかって壊してしまいそう? だか