見出し画像

伝統工芸品は残るべきものなのか?②

伝統工芸品とは?
一昔前の日用品である。

当時、生活で使っていた器や道具が、
今、伝統工芸品と呼ばれている。

当時、民衆は便利を求め、職人に道具の“改良”依頼した。
腕利きの職人は、その技で、民衆の期待に応えた。

日用品(=伝統工芸品)とは本来、
作り手が作りたいものではなく、
使い手の不便を解決するものなのである。

しかし、当時と今では取り巻く環境が全く違う。
使い手の価値観が違う。
生活基準が違う。
求めるものが違う。

つまり、伝統的な今までの形状や機能、デザインでは今の使い手の不便を解決することができないのだ。
だから、上記の原則によって、使い手の期待に応えるべく先進的なデザイン、ポップな工芸品が増えてきた。

しかし、見直すべきは、本当に『モノ』なのだろうか?
伝統を守るなら、革新すべきは『ヒト』ではないのだろうか?

伝統工芸品が次の世代に残るかどうかは、
『ヒト』の変化にかかっている、と私は思う。

皆さんはどうお考えだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?