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食べず嫌いの娘。食べなきゃ損するよなんて大きな世話

娘(5歳)は食べず嫌いなものが沢山ある。

先日実家の母が果物を送ってきてくれた。
ミカン、ブドウにメロンに桃

ミカン、ブドウはペロリと食べたんだけど、
メロンと桃を全く食べようとしない。

メロンと桃だよ!?

「これ美味しいよ?食べてみたら??」

「嫌だ、いらない!」

「え?美味しいって!食べた事ないやん?食べてみたら?」

「イヤだ!」

今までこの調子で嫌がったものは、最後まで口にしたことがない。

「食べてみな分からんやん!?
食べて嫌やったらやめたらいいやん?」

「イヤだ、いらない」

はぁ~。なんて頑固なんだろう!こんなに美味しいって言われてんのに、ちょっとくらい口にしてみたらいいのに!
メロンや桃って普段自分じゃ買わない。だからなかなか食べる機会がないから、何とか食べさせたくて、コッチも意地になってくる

「ねぇ?食べてみなよ?」

「イヤ、いらない。」

「めっちゃ美味しいんやで?食べた事ないから、美味しいかどうかわからんやん?食べてみなよ?」

「イヤ、いらない。」

しつこく同じやりとりが繰り返され
はぁー、この人本当こういう食べず嫌い多いんよなぁ~とため息。

と、同時に、気づいてる。
私は何を必死になってるんやろう?
いらんなら食べなくていいやん?
個人の自由だよね。
こんな必死で食べさせようとする必要どこにあるんやろ?
「美味しいのに食べなきゃ勿体ない!」ってのは私の感覚で、これ以上押し付ける必要はどこにもないんだよ、きっと。


でも、こんな美味しいから、大好きになる可能性があるから、親心として、ひとくちくらい食べてみて欲しいんだよ。

にしても、こんなに言われても、口につけずに終わるって、頑固すぎないか?
こんな頑固やと人生損するんじゃないかと思えてくる

食べないだけで、とんだ大きなお世話!こわい言葉だよね。
ごめんなさい!

この頑固さ、一体誰似!?

「魚介類あんま食べないんだよね。。食べず嫌いが多くてさ、どんなにすすめても頑なに食べへんねんなぁ」

福井の海の幸を手土産に遊びに来てくれた友だちが、海鮮鍋を作ってくれた。
せっかくの魚貝に全く手をつけない娘

「他にも色々あるねん!大福とかも食べへんねん!
伊勢の赤福はめっちゃ好きやのにさ。大福は口にしたことないねん!
赤福と一緒やんっていうねんけどな?
いや、一緒じゃないけどさ。
アンコと餅でできてて仲間やん??
赤福でアンコを、おいしいと思ってんねんから、
一口くらい食べてみたら良くない?
あんパンも食べへんしなぁ。
あんな子どもが好きそうなものさ。
ま、自分が子どもの時は好きやっただけやけどさ。」

「そうなんやぁ。で、まきちゃん白子食べる?」

「いや、いらんわ」

「食べたことある?」

「いや、ないけど、なんかいらんわ。」

「えー!?青(娘)と一緒やん!?食べてみーや!」

「食べたことないけど、それ私にいらん奴やねんなぁ」

「美味しいで?食べてみたらいいやん?」

「いや、いらんわ」

「頑固やなぁ~!青と一緒やん!笑」

「いや、白子は大福や魚とは違うで!
白子はかなり特別やん?なんかちょっと違うやん?」

「何が違うん?」

こ、これか。。
娘の気持ちがはじめてわかった!

メロンも桃も食べないのは、こんな気持ちなんだな。


どんな美味しいって言われても、私は全然、白子みたいな形状のもの食べる気がしない。

食べなくても人生損しないよ、これ。
第一、自分の人生に損かどうか、自分の人生だから自分で決めるしね。

どんなに美味しいと言われようが、損してると言われようが、とにかく口にしたくない。
これなんだね、わかったよ。
その人が食べたくないんだから、それ以上でも以下でもない。

それ以来、娘の食べず嫌が発動されると
白子を思い出し、
「美味しいのに食べないの?」「食べたらいいのに!」と何としても食べて欲しいと
自分の希望を押し付けすぎず、
勧めるのそこそこにしているんだけど、
メロンと桃は、ついまたしつこく言っちゃったなぁ。

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