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HbA1cが10%超えた方は、今すぐやってほしい食事管理3選

 HbA1cが10%を超えている方は、血糖コントロールが十分ではなく、早急な改善が必要です。そこで、今すぐ実践すべき食事管理の3つのポイントをご紹介します。

1. 米の量は一定に

 米飯の量を計量して一定にする。血糖値の変動を抑えるためには、炭水化物の摂取量を一定に保つことが重要です。特に、主食の米飯は血糖値に大きな影響を与えるため、1食あたりの量を計量して一定にすることをおすすめします。
 米飯の適量は、1食あたり約150gとされています[1]。しかし、個人差も大きいため、自身の血糖反応を確認しながら、適量を見つけていくことが大切です。米飯の量を一定に保つことで、血糖値の乱高下を防ぐことができます。
 また、米飯だけでなくパンや麺類などの主食全般で量を合わせていくことが大切です。

2. 毎食大盛りの野菜を摂取する

 野菜は食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります[2]。そのため、毎食大盛りの野菜を摂取することをおすすめします。1食あたり、200~300gの野菜を目安に摂取しましょう[3]。色々な種類の野菜を組み合わせることで、より効果的です。野菜を多く摂ることで、満腹感も得られ、過剰な炭水化物の摂取を抑えることができます。
 夏野菜のオクラやゴーヤなどは血糖変動を穏やかにする成分が入っているので、積極的に食べましょう!

毎朝果物をこぶし一つ分だけ食べる


 よく患者さまから聞かれる、「果物は毎日食べちゃダメですか?」
答えは、OKです!果物には天然の糖であるフルクトースが含まれており、血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます[4]。ただし、果物にも糖質が含まれているため、適量を心がける必要があります。

 1日1回、朝食時にこぶし一つ分(約100g)の果物を食べることをおすすめします[5]。果物の種類は、リンゴ、オレンジ、バナナなど、好みのものを選んで構いません。朝食時に果物を食べることで、1日の血糖コントロールがしやすくなります。ビタミンやミネラルの補給のためにも、ぜひ毎朝食べてくださいね。

 以上の3つの食事管理を実践することで、HbA1cの改善が期待できます。血糖値の変動を抑え、健康的な生活を送るためにも、ぜひ取り入れてみてください。

[1] 日本糖尿病学会. 糖尿病治療ガイド 2022-2023. 2022. [2] 日本糖尿病学会. 糖尿病食事療法のための食品交換表. 2022. [3] 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2020年版). 2020. [4] 日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン 2022. 2022. [5] 日本糖尿病協会. 糖尿病の食事療法. 2022.


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