レビュー03 朝里樹「日本現代怪異辞典」
ご挨拶
どうも!小説家兼シナリオライターの和田賢一です!
毎日灼熱地獄のような日々が続いておりますが
いかがお過ごしでしょうか?
レビューを2本ほど挙げさせていただきましたが
思いのほかたくさんの方から「スキ」とフォローをちょうだいし
大変嬉しく感謝しております!
では早速レビューから始めてゆきたいと思います!
朝里樹「日本現代怪異辞典」
ということで!
今回、レビューさせて頂きたいアイテムはこちら!
はい、今回は書籍ですね!
私のノートでは漫画、おもちゃ、紙の本、OA用品、日用品、キャンプ道具と
気に入ったものは何でも節操なくレビューしてゆく所存でございます!
で、今回はこちら!
朝里樹さんの著書、「日本現代怪異辞典」です!
……今、「怪異」という言葉にピクッと反応してしまった、そこのアナタは
間違いなく私と同じタイプだと思いますw
子どもの頃から幽霊や妖怪が大好きで成人してからも
ゲゲゲの鬼太郎の第6シーズンが放送していれば毎週欠かさず見て
夜はyoutubeで城谷歩さんの怪談を子守唄代わりに聞かなければ安眠出来ない…
本書「日本現代怪異辞典」はそんな業深い人生を歩んでいる方にこそ
手に取って頂きたいです!
タイトルの通り
現代の日本で囁かれている都市伝説や学校の怪談
ネットの創作系怪談などがひとつづつ
簡潔なテキストで400ページ以上に渡って収録されているだけでなく
巻末に設けられた参考資料のリストや
五十音別や類話別、出没場所別、使用凶器別、都道府県別に怪異を分別した
索引も含めるとなんと!総量500ページもの大著となっています!
正に「辞典」って感じですよね!
機械があればぜひ、本書を手に取って頂きたいですね
そのズシンッ!と伝わってくる重さにきっと皆さんは驚かれると思います!
さて、そんな本書「日本怪異辞典」なのですが
著者の朝里さんが後書きで仰るにはもともと同人誌としてスタートされたそうです
私も物書きの端くれですからわかるのですが
これだけのボリュームを一人で執筆するのは相当な労力を必要とすると思います
やはり、好きこそものの上手なれ、ということなのかもしれませんね!
また本書「日本現代怪異辞典」はいわゆる辞書ではありますが
妖怪好きにとっては様々な活用方法があると思います
お友達や職場の同僚の方とのコミュニケーションのために
「話のネタ」にしてももちろんいいですし
パラパラと適当にページをめくり
目についた怪異の解説から読んでゆくのもあり、ではないでしょうか?
あなただけのお気に入りの怪異を見つけ出すのも面白いかもしれませんよ!
ちょっと創作論など
そして、もう一つ…
私個人として最も重要な活用法が
創作のための参考資料・ネタ本にすることです!!!!
あくまで手前みそですが
私がオリジナルの怪異を作り出す場合
無作為に本書「現代日本怪異辞典」の中から怪異を二つ以上選び
それをミックスして新たな怪異を創造するという手段を取ることが多いです
① 怪異の見た目や名前
② 怪異が具体的にどんなことをするのか
③ 怪異に対する対処法
④ 怪異が発生した背景
この4つがいい感じに組み上げることができれば
面白いキャラクターとしての怪異が作れると思います!
例えば「リング」の山村貞子を逆算した場合…
① 白いワンピース姿の前髪を長く垂らし顔を覆った女の幽霊
② 呪いのビデオを見た者の前に七日後現れ、念力で殺す
③ 呪いのビデオを他人に見せ、貞子の怨念の直撃を交わす
④ 山村貞子という不遇の人生を歩んだ悲劇の超能力者
…という感じですね
これらが組み合わさって
初めて山村貞子というキャラクターが生まれるわけですが
いずれかの箇所を入れ替え、ミックスし
整合性を取ってゆけば新たなキャラクターの誕生!と相成るわけです
まあ、これは創作の世界ではよくある
換骨奪胎ってやつですね!
ここからは完全に余談ですが
実は私、この手法で100ほどオリジナルの怪異を作ってみようと
絶賛、個人企画を進行中です
とりあえず
「僕の考えた最恐怪異」というタイトルで10個ほど書き溜めましたらこちらでアナウンスさせていただきますので
その際はどうぞご笑覧くださいますよう
どうぞよろしくお願いいたします!
締め
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また、私、和田賢一は作家兼ライターとして活動しております
ポートフォリオはこちら→
https://1drv.ms/f/s!AkB-zzTY7FxO8Xs65qb_tF7aCA1E
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wadaken@live.com
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