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「今日はただお弁当を売ったのではない自分の将来を買ったのだ」

コロナの影響で、どの業界も大打撃を受けていると思います
その中でも飲食業はとても大変だと聞き及んでおります

自粛のせいで顧客は激減し、それでも家賃(固定費)は発生しますし
毎日営業していれば、仕込みも最低限で良いですが
休業して再開すると、休業のタイミングで仕込んだものを一度破棄して
再開のタイミングで、全て仕込みをし直す手間などもあります

経営者側も非常に苦しい状況ですし、雇用された側は
働く場所が無くなり収入が減り生きていくことが難しい現状です

今回は、飲食業に従事し、雇用される側である妻の一言
「今日はただお弁当を売ったのではない、自分の将来を買ったのだ」
について書いていこうと思います

悲壮感漂う飲食業に少しでも明るい話題が提供できれば幸いです

↓感想ツイ など

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私の妻は飲食業に従事しているのですが、コロナの影響で仕事が激減、
そこで、お店の厨房を借りて1人でお弁当販売&デリバリーを開始

最初は友人・知人が主なお客様だったのですが、地元パチンコ店から
「店舗が現在休業中なので、地域貢献として、全力でお手伝いしますので、
店頭販売してみませんか?」

とDMでお誘いいただき初めて店頭販売をしました

初日にも関わらずお店のサポートもあり完売
私が「全部売れてよかったね」と声をかけると妻は
「私はお弁当を売ってるわけではない、将来を買っているんだ」
と孫正義さんのような事を言い出しました


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なんでも今回のお弁当販売について色々な経営者に相談した際
「お弁当販売は儲からないから止めた方が良い、酒類販売の免許取れ」
とアドバイスされたそう

聞けば実際にお弁当が完売しても利益は雀の涙ほど
指摘どおりお金は稼げなかったとのこと

でも満足気な顔をしている妻に理由を尋ねると
「楽しかったから」とポツリと呟きました
その理由を聞いて私は正直びっくりしました

妻の中では、働く=労働(稼ぐ)ではなく、働く=自己表現だというのです

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店頭の貸出は、休業中のパチンコ店でもできる地域貢献活動の
一環として場所を提供していただいたもの
そしてお弁当につかう野菜や食材は、コロナの影響で物が売れない
弱小農家さんなどから、破棄されかけてた中でも、
自分が気に入った美味しい物を使用しているそう

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それを妻のできる“料理”という手段で繋げる事が目的であり
利益が鼻から目的ではないというのです

自分一人が良ければ良いのではなくて地元地域全体で盛り上がっていきたい
それを自分ができる調理という能力で成し遂げたい
その第一歩を踏み出したので

「今日はただお弁当を売ったのではなく、自分の将来を買ったのだ」

そう言っていました
この考えは今後の世の中にとても重要になると考えさせられました

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コロナ収束後すぐは排外主義が先行しますが、
長期的には世界は「連携」に向かいます。
なぜなら地球の裏側で起きた出来事があっという間に
自分の日常に影響を与える世の中になってしまったからです。
技術は進化し続け、地球は小さくなってしまいました。
今回のコロナの影響がまさしくそれにあたります。

側から見れば、売り上げ補填のお弁当販売
見方を変えれば地域活性の第一歩

お金を稼ぐ事を労働と捉えるか、自己実現と捉えるか

少なくとも今の自分の仕事を「楽しい」と思えている私達夫婦は
とても恵まれていると思った今日この頃でした

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さちこ酒
@kirakuni91
毎日のお弁当の記録
https://note.com/kirakuni91/m/m4dfe706c711f

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