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私の書棚

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#芥川龍之介

夏の読書感想大会2024

ああ美しや美しや。

鼻、孤独地獄、父の3編を読んだ。「父」が素直に良かった。漱石が認めた芥川の出世作「鼻」は形式美が勝ちすぎてやはり好きになれない。「羅生門」のほうがはるかに傑作に思える。他にはシオラン(入門書)を読み始めた。面白いが超ペシミズムを読むには歳をとりすぎたな。若い頃読んでいれば。。

[勝手に芥川研究#4] 増えていく資料や「疑惑」「秋」など4作品について

おはようございます。 芥川龍之介研究を始めてから資料が増えまくっています笑。 資料集めま…

[勝手に芥川研究#3] 山川直人の「澄江堂主人」をオススメしたい

昨日、山川直人の「澄江堂主人」上中下を読了しました。漫画ですが、読むのに2日かかりました…

[勝手に芥川研究#2]泉鏡花を読もう!~泉鏡花と芥川

芥川の通夜では、先輩総代として泉鏡花が、友人総代として菊池寛が弔辞を述べています。盟友だ…

[勝手に芥川研究#1&推薦図書3選] ~文豪社長になる等

芥川龍之介がらみの本で最近読んだものでおすすめ本を紹介します。 文豪社長になる 芥川の盟友にして文藝春秋の創刊者、菊池寛を主人公にしたノンフィクションです。菊池寛を取り巻く人々と文藝春秋という雑誌の成長と挫折をメインに描かれています。作家としての菊池寛はほとんどでてきません。現代ではなかなか想像しにくいですが、大正時代には文芸同人誌が多くあり、同人誌といえども格がありましたので、新しく立ち上げて人気作家を集めて売れる雑誌を作るのはなかなか大変です。これを読むと菊池寛という

「#メルカリで見つけたもの」~文藝春秋2015年9月号特装版(芥川龍之介追悼號復刻版)

手に入れました。探したけど高価なものが多かったのですが、メルカリで400円ほどだったので購…

#いま始めたいこと~Wacky_76流芥川龍之介分析

投稿のお題はこれに決めました。 散々迷った挙げ句です。 わたしはすでに還暦過ぎていますし散…

芥川龍之介の書簡集を購入

こんにちは。 先日、芥川龍之介の書簡集Kindle版を買って今読んでいるところです。 私の純文…