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矛盾する欲求が社会的問題を生み出す。のかも...


普段生活している中でめっちゃ矛盾しているなぁーと思う事がある。
理論的に正しいのか?どうか?わからへんけど...

1人の個人としては
食べ物、衣類とか日々何か?を購入する消費者

一方で毎日何らかの形で働いている
経営者だったり、サラリーマン、フリーランスやパート、アルバイト
これらの働くと言う行為を生産者とした場合

1人の人間が消費者でもあり生産者でもある。

消費者の立場とすればより安く商品やサービスを手に入れたいと思う
生産者の立場とすればより高い所得、収入を得たいと願う。

矛盾してるなーと思うのがこの点
同じ人間が立場が変わると真逆の事を願っている。

自分の子供には塾に通わせたたい、スポーツもさせたたいと言う願いがありながら、学校にすら通わせる事の出来ない賃金で働く人々の作った服をまとっている。

一概には言えないけど
安いものは
「安い人件費と材料で作られている」
「地球環境に負荷のかかる方法で作られている」可能性がある。

他者のサービスや商品に安さを求めているのに
自社のサービスや商品は高く売りたい

?????  無理ちゃうか? これ??

薄利多売
言葉の通り、「利益が薄いから多く売らなければならない。」

当たり前やけど
より多く売る為にはより多くの労働負荷がかかる。

単純に
50円で仕入れたモノを100円で売り50円儲けて1000個売れば利益は50,000円
50円で仕入れたモノを90円で売り40円の儲けで1000個売れば利益は40,000円

10円の値差で10,000円の収益差が出る。
その収益差を埋めるには多く売るか?長い時間売るか?
長く、多く売る=人件費が掛る。→より多く売る必要がある。

小学生でもわかるロジック  でもみんなこのドツボにハマってる。

低価格を実現するのは起業努力だと言えると思う。
でもこの戦略が通用するのはNO.1のリーディグカンパニーだけじゃない?
結局
みんなが安く売ろうとするから過当競争を招く
そしたら生き残るのは資本力のある会社だけ

本当は高く売る事こそ努力すべき点だと思う。
そしてそれが社員の労働負荷を削減し、所得が増やせる方法だと思う。

例えば
同じ様な居酒屋が2件並んでいるとします。
1件は客単価2,000円
もう1件は客単価3,000円

この場合、今だと圧倒的に前者に客が取られてしまうか可能性が高い。

17時~24時時間の7時間営業して、原価率は同じ30%
1回転の顧客数
A.顧客数50人×2,000円=100,000円 売上利益70,000円
B.顧客数30人×3,000円=90,000円 売上利益63,000円

同じ時間で客数をこなそうとするとスペースとスタッフが
必要になる。
結果的に販管費を差し引いた営業利益はBの方が利益が残せている
可能性がある。
時給も高く、労働負荷もかからないかも知れない。
そしてAの場合、
食材などの調達先にも労働負荷が掛っている可能性が高く、
調理やホールスタッフへの労働負担も大きい

なので
Bにはレベルの高い従業員と質の高い顧客が集まる。
可能性も高い

とても極端な比較例やけど、サービス業に関わらず、同じ様なケースが
多い様な気がする。


「買い物は投票」と言うフレーズが少し前話題になった。

私たちは商品やサービスを消費する時、価格だけじゃなく、その商品の裏側にあるストーリーにまで目を向けない。

サービスや商品を消費する際、生産者の立場になって考えてみる。

自分がそちら側ならどう思うか?
そう言う考え方がエシカル消費なんだと思う。

「エシカル」とは英語で「倫理的な」という意味で、法律の縛りはないけれども多くの人が正しいと思うこと、または本来人間が持つ良心から発生した社会的規範を意味します。そこから派生して、今では、人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動のことをさすようになりました。
特に「エシカル消費」は最近日本でも注目され始めています。
今の時代、どんな人も消費者であるという点から、エシカル消費(倫理的消費)という概念が注目されているのです。
引用元*一般社団法人エシカル協会

私たちはそれぞれが消費者であり、生産者
だから必ず相手の立場に立って考える事ができるはず

それができれば社会問題のほんの一部は解決できるかもしれません。

そしてすでに日本は海外から見ると「激安天国」だと言われている。
これ以上モノやサービスが安くする必要はない



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