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知れば改善できるはず!大量廃棄社会

このタイトルに引き寄せられ手に取った1冊

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大量廃棄社会
アパレルとコンビニの不都合な真実

自分の知識と経験、そして想いを答え合わせするような1冊

毎年棄てられる衣料品10億着

この数字は世界中の廃棄枚数ではなく、日本のみの枚数
また
これは古着や不良品によるものではなく、消費者に一度も袖を通される事なく、棄てられる新品衣料のみの数字

やばくない。この数字

日本国内で年間に供給される衣料品は40億着
つまり4枚に1枚は誰の手元にも渡らず棄てられてる。
アカン! アカン! 絶対にアカン!

改めて言います。
「繊維産業は環境汚染に影響を与える第2の産業です」

製造工程において環境に及ぼす影響が高いにも関わらず、
大量に廃棄する事で更に状況を悪化させている。

また廃棄される衣料品のリサイクル、リユース率も非常に低く、
20%を下回っています。

その多くの理由はブランド棄損

本来棄てないといけないのは衣料品ではなく、
ブランドとしてのプライドとちゃうか?…

しかし
これだけの廃棄量があると言う事実をどれだけの人が知っているでしょうか?
新聞やニュースなどのメディアでなぜ取り上げられないのでしょうか?

その答えはこの本のサブタイトルでもある「不都合な真実」

不都合な部分が多いからこそ、
話題にならない。話題に出来ない?てこと?

消費者だけではなく、
「日本国内で繊維産業に従事する人すら知らない真実」

そのほとんどが知らない不都合な真実がここにあります。

アパレル企業で働く人の中で自社製品がどれほど廃棄されているか?
知っている人はどれぐらいいるやろ? 
ほとんど知らないのとちゃうかなぁー?

自社製品を愛せない企業が自社の社員を愛せるのかも疑問?
モノへの想いはヒトへの想いと変わらない...

消費者として使う責任

このような実態を知らないが故、
消費者として後進国への労働負荷、環境負荷に無意識に加担しています。
しかしこの事実を知った以上は意識と行動の変革が必要でしょ?

いつも同じ事を繰り返しますが、
様々な社会問題は悪意が無く、知らない内に発生します。
しかし知ったのに何もしないのは悪意です。


「誰かがやってくれる」の積重ねが世の中の変化を拒みます。
「少しでも役に立てれば」の積み重ねが世の中を変えます。

私1人が頑張っても…とほとんどの人がそう言います。
はっきり言って1人では何も変わらないかもしれません。
事実、
私自身の小さな行動では世の中は変わっていません。

でも
あなた1人が動き出す事で周りに気づきを与えます。
やがてその輪は大きくなり、世界を動かす力に変わるかもしれません。

今必要なのは大きな力より小さくても多くの力です。

ガンジーが言いましたよ!

Whatever you do will be insignificant, but it is very important that you do it.
「自分が行動したことすべては取るに足らないことかもしれない。
 しかし、行動したというそのことが重要なのである。」
引用元:名言集.com

この言葉を励みにいつも行動してる。

何から手をつければ… と良く聞かれます。
Bestは翌日すぐには訪れません。
Betterな日々を送り、日々改善する事が必要です。
昨日より今日、今日より明日、Day by Dayで良くなればそれで良い

日に日に悪化が一番アカンやつです。

目の前のできる事
ショッピングバックの使用回数を減らす。
ペットボトルの使用回数を減らす。
食べ残しを減らす
使い棄てを減らす

結構あるでしょ??


私たち日本人の
食べ物「1人当たりの食品廃棄量が世界1」
衣類「1人当たりの衣料品廃棄に伴う二酸化炭素排出量が世界1」

何とまー不名誉な...

モノへの大切さの欠如は
ペットの殺処分や自殺率の高さなど...
イノチの尊さへの欠如にも繋がっている気がします。

でもこれって皆さん知らない数字でしょ。
知っててやってたら相当ヤバい

真実を知れば何となく、改善出来そうな気がせえへん?
知らないから無意識でやっていた。知れば意識かわるんちゃう?

衣料品に関して言えば…
良く「安いものを手に取らなければ良いのか?」と問われます。

それも一つの方法かもしれません。

もっと簡単な方法はRe-Cycle,Re-Sale,Re-Useできる素材を選び、
できるだけ、長いサイクルで使用する事だと思います。

特に最近ではRe-Cycleしずらい合繊繊維が増えている為、
できるだけ天然繊維の素材を選ぶ事が環境にやさしい選択だと思います。
健康にもその方が良いでしょう

更にそこに労働問題を加味するならば、
フェアトレードやエシカルを詠う商品や安すぎない商品を選ぶ事も大切です。
*「安い商品=悪」 と言う事では決してありません。
しかしあらゆる側面で負荷が掛っている事は間違いありません。
後進国の問題だけではなく、日本国内での労働にも負荷がかかります。

いずれにしても真面目に難しく考えると行動に移せない事が多い、
ほんの少しの改善を継続的に行う事が重要です。

何事も
バランス良く
偏りなく
ほどほどに


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