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年休5日以上取得義務の実態は?

こんにちは、「WaCCa(ワッカ)の人」です。

お盆の時期ということもあり、皆様夏休みはいかがお過ごしでしょうか!
弊社は絶賛暦通り稼働中ですが、8月11日は「海の日」の祝日だったこともあり短い夏休みを過ごさせてもらいました。
夏休みを設けている会社もあれば、各人の年次有給休暇にて夏休みを取得される場合もあるかと思いますが、ふと個人的に気になったのが、「そもそも年次有給休暇の取得率って上がっているのかしら?」っていうことです。今回はそんな個人的関心事をテーマに書いてみます。

【おさらい】年次有給休暇の取得義務について

今更ながら言わずもがな感はありますが、念のためおさらいとして、年次有給休暇の取得義務について簡潔に。
2019年4月に働き方改革の施策の一つとして、労働基準法の改正により、法人が従業員に対して年5日以上の年次有給休暇を取得させることが義務化されました。罰則規定も定められていることから、会社の人事担当者は取得義務を満たすために、従業員に対して必死にリマインドをしたものと思います。ただ、すべての従業員に対して5日以上の取得義務があるわけではなく、前提として10日以上の付与がされている人が対象ということになります。

実際の取得率はいかに!!

お恥ずかしながら、これまであまり全国的な統計を見ていなかったので、改めてググって見ました。
厚生労働省から出されている「令和4年就労条件総合調査の概況」という資料の中で、お目当てとなる情報がキャッチアップできましたので、この場でも改めて共有させていただきます。

厚生労働省:令和4年就労条件総合調査の概況

こちらの資料によると、法施行された平成31年から令和2年にかけて、確かに取得率が急上昇しているんだなぁというのが見て取れました。その後も年々上昇し、直近令和4年は58.3%ってことで、過去約40年近くの中でも最も高い取得率だったんですね。法施行による一定の効果と、コロナによる影響も大きかったのかなぁという印象です。
ちなみに、昔を振り返るとバブル期頃にも取得率が上昇していましたが、平成3〜5年頃のバブル崩壊とともに、年休の取得率もどんどん減少していった印象です。景気の状況にも左右されるもんなんだなぁということを改めて感じますね。

諸外国との比較

ちなみに、日本人は働きすぎ!っていう印象を勝手ながら持っていますが、諸外国と比べての年休取得状況もググってみました。エクスペディア調べによると、日本の年休取得状況は諸外国と比べても最低ラインの模様。。

Expedia:エクスペディア 世界 16 地域 有給休暇・国際比較調査 2022

ただ、よくよく調べると、日本は祝日の日数諸外国と比べて多いみたいです。そのため必然的に休んでいる日数でいうとそんなに変わらないのかも。。
ご興味ある方は是非ご自身でも調べてみてください。
何れにせよ、仕事するときはちゃんと仕事する、休むときはちゃんと休む、のメリハリは大事ですね!!

最後に

ということで、今回は夏休みにもちなんで、法施行された後の実際の年次有給休暇の取得状況ってどうなの?ってところを書いてみました。厚生労働省などが出している統計調査を自らすすんで見に行くことって実際にあまり多くはなかったのですが、他社との比較や状況を把握する上でもこういった情報をキャッチアップしておくことは大事ですね。

本日はこんなところで。

そして毎度ですが、X(旧:Twitter)もやっているので、ご興味ある方はそちらのフォローもお願いします!!

それでは!

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執筆 WaCCaの人
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