チャットGPTさん、こんにちは。

残念ながらまだ、私の仕事にはチャットGPTが業務を効率化してくれた!ってことにはまったくなってない。書くこと、考えることは私にとって楽しいことの一つだからだ。そんなわけで、手もとの書く仕事をチャットGPTに投げてみたら、すごく残念な気持ちになった。そしておもいっきり書くことが下手になってしまった。ような感覚に陥った。

しかし世の中はそうでもなくて、生成AIに仕事をどんどん投げてカスタマイズして、QOL爆上がりってことになっている、なっていく様子。

考えることはめんどくさい。一般的には。それで考えることが、外注に出される。私の仕事もそうだ。セールスコピーをどうしたらいいか考えてもらえませんか?だ。スローガンを、ネーミングを。同じ事だ。

発注側になってやってみたら、生成AIで文章を書かせるのは楽しい。相手は人間じゃないので、下手くそだねえ!とか言える。言ったところで文句もでない。健気に次の提案をしてくる。それってラクだもんね。人間は楽な方に流れる。いつの時代も。

ライトなライティングはあっという間になくなるんだろうなあと思う。というか、雪かきみたいなライティングは実際にあるし、わたしもそうやって雪をかいていたじだいもあった。そういう仕事はだいぶ減ったがないわけではないし、楽しい。し、ライトなライティングで悩んでいる人が大多数だからね。

じゃあ、ライトじゃないライティングはどうか。たとえば数十億かかって生み出したサービスのネーミングとか。事業規模1兆円オーバーの会社のスローガンとか。これ、生成AIにやらせたんですよ!なんて誇らしげに話す人を私はまだ想像できない。そういうライトじゃないライティングには、「人間の思い」が大部分を占めるからだ。

人間の思い、とは、感情。それいいね、だ。すべての”AIでやったモノコト”はそこに帰着すると思う。それいいね!と諸手をあげてOKにできるのか、何十億のお金と時間と労力と手間ひまと人間関係のゴタゴタと誰かのメンツと・・・それらをやっと言葉化=言語で表出させるときに生成AIで納得するんか?思う。決め手に欠くのではないか。というか、「決め手」の部分を考えなくては通っていかないだろう。本末転倒。

というか、そんなのは悲しい。もしも私がそれらの統率をしていたなら、決め手を一生懸命考えて、自分を納得させ、周りも納得させる。そこに「仕事」を見いだすのではないか。かえってめんどくさくないか? というか、なんで本末転倒になっちゃうのか。

人間には熱、体温があるから。生成AIには体温がない。し、生きてないからw

そういう熱=体温は、エネルギーだ。エネルギーというのはそもそも見えない。それを感じ「られる」のも、また人間なんだろう。
言葉にもその「熱」は込めることができる。それは「言霊」という。実際に私の仕事はそうだし、命を削って書いている。そうして出した言葉があちこちで残っているのはみんなが大事にしてくれているからなのだが、その裏側には言霊に近しいから、という理由がちゃんとあったりする。

AIは頭で書いていく。人は、こころで選んでいく。

これができれば生成AIでの(事業規模が馬鹿でかくても)コピーライティングは十分に成り立っていくだろうと思う。こころで選べ、だね。ちょっと結論がもててよかった。

サポートしてくださるとうれしく思います。もうコピーライターになり20数年がたとうとしています。長らく似たような事ばっかり考えてきましたが、ずーっと同じ事やってきたからわかるものがある気がしてます。じょうずにアウトプットできたらと思っています。