世の中に不満があった方が良い
生きていく中で特に不自由を感じたことはない。
もっとこうだったら便利なのに。これができるようになれば楽できるのに。生きやすい環境をつくるためには、現状を不満に思う声をよく聞く必要がある。
これが嫌だあれが嫌だと感じることを抑制してはいけない。ひとつひとつ耳を傾けるべきだ。余裕があるならばメモを残し、後でぼんやりした感情の解像度を上げて、鮮明にした方がいい。
感情を置き去りにすることで、考えることを放置する癖がつく。違和感を感じた理由を追求すると、きっと生きやすくなる。自分の苦手なタイプやシチュエーションがだんだんわかってくるからだ。
私は自分の感情を理解することが苦手だ。いっぱいいっぱいになって涙が出てくる、とか、なんか不快、とか漠然とした不安はなぜ湧き起こるかわからないし、喜びの感情にも素直になれない。
ありのままさらけだす、って誰にでもできることじゃない。
世の中のシステムに不自由さを感じたことはあまりないが、自分で自分をコントロールできないことが不自由だと思う。
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