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私の事業について

やっと仕事の話です。
開業届を出しに行くに至った経緯をお伝えしていきたいと思います。

私の義母は水墨画家です。めちゃくちゃかっこいい絵を描きます。私はほんとに彼女の絵の大ファンで、家を建てるときには義母の絵をどこにどう飾るかを軸に間取りを決めました。

そのため、何年も前から義母の絵を世の中に広められないかと考えてきました。そこで2年ほど前にオンラインショップの開設に取り組み始めました。


そして2年間

何も進みませんでした。


やりたいやりたいと心から思ってるんですけど、進まないんですね。

そこで、なんで進まないのか考えてみたんです。

まず思ったのは、本当は売りたくないんじゃないかということ。オンラインストアに作品を並べながら、「いやこれは手放したくない。」「これは私が買う。」となってしまっていたんです。

私の手元を離れて、誰かのひとりの家のリビングに飾られ続けるということが、どうもしっくり来ませんでした。

世に出したいといっても、私の家から誰かの家に移る。もちろんそれは素敵なことだけど、なんだか違うんです。

そこで義母の絵のなにが好きなのか考えてみます。


義母の絵は水墨画でありながら、とても洋風なんです。洋風でありながら、日本的。水墨画らしいモノクロの世界観や余白の美って、今どきのミニマリズムの精神にとっても近いんです。日本に伝わる昔からの画法だけれども、むしろとてもモダンに感じます。

殺風景になりがちなシンプルインテリアの我が家を、世界観はそのままに華やかさを添えてくれる。

私が世間に向けて発信したいのは、絵そのものよりもそういう世界観なんだと思います。

さらには、洋風建築の中にさりげないけれど確実な【和風】の空気感を作ってくれるんです。

家を建てるとき、和風にするか洋風にするかとても悩みました。私は和風なデザインが大好きです。かといって、和風が強すぎても違う。実際、私たちの生活は洋風のものに溢れているし、子供がいるとどうしてもポップの色合いのものが増えていきます。

結局、完全に洋風の家にしました。和室はありません。
でも、義母の絵のおかげでちょうどいい程度の和の風が吹いています。

我が家のリビング


紅茶も似合う水墨画



この感じ。
この感じを多くの人に伝えたいんです。

そうそう、「和の風を吹かす」!

そう思ったのがことの始まりです。続きはまた次回。

あおやま みさき

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