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母親のキャリア自律が親子関係に与える影響について考察してみた

我が家の親子関係の変遷

なぜ今回のテーマを書いてみようと思ったかというと。
我が家の親子関係が、この数年で大きく変わったな、という感覚があるからです。
どのように変わったかというと、

3年前まで

<子供たちに対する私の関わり方>
◆子供たちの言動が気になり、終始チェック
 -やるべきことをやっているか、ルールを守っているか、ごまかしていないか、etc
◆上記で少しでも正しくない事が見つかると、注意・小言、そして最後には怒鳴る
◆子供たちが話してきても上の空。少し難しい質問や頭を使う話題が出ると拒否反応が出て面倒くさそうな態度

<子供たちの私への態度>
◆私自身が仕事・家事・育児(子供たちの監視含む)で常に時間に追われて余裕がないため、子供たちから何気ない会話をしてくる事はほぼなし(この時期はこのことに気付いてなかったけど、今現在、毎日くだらない会話を交わすようになって分かった点)

今現在

<子供たちに対する私の関わり方>
◇子供たちのことは基本放置。ルールを破っていても都度注意することはなし。あまりにもひどい時のみ、時間を作って話をする。
◇日常での怒る・怒鳴るがほぼなくなった。(あっても注意どまり)
子供たちの話を真剣・親身に聴けるようになった。何よりその時間を楽しめるようになった。

<子供たちの私への態度>
◇毎日、学校から帰ってくるとそれぞれその日の事を話してくる(在宅勤務のため)。ふざけたり、笑ったり、笑顔の時間が格段に増えた

なぜ変わったか

なぜこのように変わることが出来たのか。
考察してみたら大きく2つの理由が見えてきました。
1.子供たちを信じることができるようになったから
 -ルールを破ったりズルする事があっても、「そういう時期もある。人格までが変わるわけではない」と思えるように
 -勉強や宿題を怠って希望の中学・高校に行けなかったとしても、それで人生が決まるわけではない。逆にその失敗を糧に出来る力がある、と信じられた
2.働き方を変えて、時間に余裕ができたから
 -以前は時短パートで働いていたが、ベンチャー企業でリソースも少なく、残業ありきの毎日⇒残業なしの時短契約社員(なのに収入は増えた!)+フリーランス活動。この「フリーランス活動」については自分の裁量で全て決められる部分なので必要な生活のための時間、や子供たちとの時間を確保できるようになった。

さらに掘り下げると・・

なぜ上記のように変われたのか、さらに掘り下げてみると、そのきっかけは
キャリアコンサルタントを目指したこと
だったように思います。
例えば1.の子供たちを信じる力がついたのは、
キャリアコンサルタントを目指す中で、『キャリア』に関する様々な理論や多様なケースを勉強する事で、「世の中に失敗はない(失敗ではなく成功までの途中段階である)し、失敗こそが糧になる」と思えたから。
例え勉強しないで高校受験に失敗したとしても、若いうちに「努力の大切さ」を知るむしろいい機会になるかもしれない、という考え方ができました。重要なのは自分で決めて自分で行動することだ、と思えたのです。
また、2.のように働き方を変えられたのも、
自分にとっての大切なもの・価値観を見直して、かつ5年後・10年後のキャリアを見据えることができたからです。

伝えたいこと

過去の私のような、時間的にも精神的にもギリギリの状態で、その事で親子関係が上手くいっていない方は多いんじゃないかと思います。
日本のワーママは、本当に時間も余裕もない。
将来の子供たちのためにもこの現実は絶対に変えていかなければ、と思う一報、すぐに変えられるものではありません。
だからこそ、「今変えられるものはなにか」といった視点をもつ事が大切です。
私の場合は、自分自身のキャリア自律を実現することでした。
これによって自信と余裕が生まれ、少しずつ、色んなことにいい影響を及ぼしていったような、プラスの連鎖が広がっていったような感覚です。
母親のキャリア自律、ひいては母親の幸福感・充実感が親子関係の重要なファクターになるんじゃないでしょうか。


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